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■レンジャーの市街地訓練

12日、練馬のレンジャー市街地訓練を見にいってきました。

小銃携行の隊員、都内行進…陸自レンジャー訓練
(読売新聞)

この写真の、顔がドーランで真っ黒なのが、今回訓練を行ったレンジャー課程の学生さんたちです。
後ろの顔色が普通の自衛官さんたちは、この学生たちの訓練をサポートするスタッフさんたち。

スタッフ自衛官さんに比べると、レンジャー課程の学生……小っちゃいと思いません?
遠近感を考えると余計に。

この日、見てきたレンジャー課程学生たちは、ほんとにみんな小っちゃかったです。
背の高い低いは人それぞれだけど、みんな長期間の極度の食事制限とハードな行動で脂肪も筋肉もそげ落ちて、レンジャー課程訓練最終日はみんなほんとに小っちゃくなります。
ほんと、「やせた」じゃなくて「小っちゃくなった」という感じで。

ほっぺたの肉もそげ落ちて、目の周りもくぼんで、黒目は栄養失調で紅茶みたいな薄い色になって。

「レンジャー訓練」というと、なんだか「うおりゃーーーー!!!」「どりゃーーーー!!!」みたいなイメージをしてしまうかもしれませんが、そして抗議活動をされてた方々の中にも、そういうイメージを持ってしまって「え? そんなのを市街地で?」と反対してた人もいるかもしれませんが、この日の訓練は「レンジャーになるための訓練」。の最終日。
すべてのレンジャー課程教育を終えて、駐屯地に帰る行進。

抗議活動をしながら、実際に「小っちゃな自衛官」を見て、「あれ? なんか思てたんと違う……」とその違和感に気付いてくれた人がひとりでもいてくれたらいいんですが……。
そして、「レンジャー課程」とはなんなのか、興味を持ってくれたらいいんですが……。

空挺レンジャー課程の場合、この訓練は千葉県のK町で行われています。
(町の名前を出したいとこですが、また自称「地元民」の人たちが押し掛けて大騒ぎしたらえらいことなので一応伏せときます)

K町の人たちは、このレンジャー課程がどういうものかを分かっているので、今回のような最終日にはたくさんの人が拍手で出迎えをします。
通りすがりの人も
「あれ? 今日なんかあるの?」
「レンジャーが帰ってくるんだって」
「あ、そうなの?! じゃあ私も!」
といそいそと拍手の列に参加します。

町民の拍手で迎えられるレンジャー学生たち。
帰還すると、学生たちには念願のレンジャーバッジが与えられます。
もう、涙、涙です。

そして、学生たちにあるものが配られます。

小さな、小さなおにぎりが1コずつ。

これは町民の奥様方が協力して握ったもの。
「みんなお腹すかせてるでしょ。ほんとは大きなおにぎりをあげたいんだけど……」
とおっしゃってましたが、長期間極度の空腹に置かれた学生たちなので、どうしてもおにぎりを一気飲みのようにほおばってしまい危険なので、小さなおにぎりにしてて。

地域によっては、レンジャー課程の学生はこんな風に出迎えられてるんです。
地域の人が、レンジャー課程の学生がどんな訓練をして、どんな思いで帰還するのかを知ってるから。

今回の市街地訓練には賛否両論あると思います。
わざわざ市街地を行進する必要があったのか。
トラックで駐屯地に入っても良かったんじゃないのか。

でも、練馬の町の人や、抗議活動をされてた人のうち、ひとりでも「レンジャー課程学生の小っちゃさ」に気付いてくれた人がいて、そこから「レンジャー訓練とは」に興味を持った人がいるなら、私は意義があったんじゃないかなーと思います。

ま、そんなことは広報がやることなんですよね。
私らみたいな自衛隊に関わってる物書きが。
レンジャー課程学生に負わせることじゃなくて。
力不足ですみません。

ま、でも、行く行くは練馬もK町のように……は期待し過ぎか。
厳しい訓練をやって帰ってきた隊員さんたち……ちょっとくらい、町の人たちで出迎えてもいいじゃん。
市街地行進がその機会になるならそれもいいじゃん。

ダメ?

この日、抗議活動を行っている人はたくさんいました。
警察官さんもたくさん沿道に立って、ちょっとした厳戒態勢でした。
知人の陸自某部隊広報カメラマンさんを見かけたんですが、トラブル回避のためか、いつもは迷彩服でカメラを構えてるのに、この日は自衛官であることが分からないよう、私服で写真を撮られてました。

が、彼の背中にはしっかり陸自迷彩ネーム入りのどこからどう見てもホンモノのバッグが……。

節子、あんた全然民間人に化けれてない。
どこからどう見ても自衛官や。



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■コメント

■身勝手なシュプレヒコールでは? [つっち~に]

今回、反対のシュプレヒコールを投げた人たちはわかっているんでしょうか?
日本にジワジワ忍び寄る、隣国の脅威やテロの可能性。
確かに市街戦がないに越したことはありません。
でも、万が一、起こってしまったら、反対した人たちは一番先に自衛隊の後ろに隠れてしまうことでしょう。
先の東日本震災で、大変感謝した、などと言いながら、今回の市街地訓練には反対だなんて、身勝手すぎます。
隣国の脅威を考えると、こうした活動にももっと理解を示すべきではないでしょうか。
私は今回、レンジャー徽章を受けた方々に心からの賞賛を送りたいと思います。良くがんばって下さいました。
本当に、お疲れ様でした。

■Re: レンジャーの市街地訓練 [岡田真理]

レンジャーのみなさん、本当に最後の力を振り絞って立派に行進されていました。
国防のために身を張れる、彼らを心から尊敬します。
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プロフィール

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岡田真理・著
(文藝春秋社)


よくわかる自衛隊 (楽しい調べ学習シリーズ)



志方俊之・監修
岡田真理・文
(PHP研究所)



―岡田真理―
フリーライター。昭和52年生まれ、福岡県香春町出身。同志社大学工学部中退。平成17年、陸上自衛隊予備自衛官補(一般)に志願。50日間の教育訓練を経て、平成19年、予備自衛官に任官。現在も任用継続中。全国の陸海空自衛隊各部隊を取材し、「女子高生にも分かる国防」をモットーに執筆活動を行う。

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