■韓国の旅~空港編

さてさて、韓国の旅はさかのぼり、出発の成田空港。

空港では、飛行機に乗る前に手荷物検査があります。
荷物を全部機械に通して、人間は金属探知機の中をくぐり、キンコンキンコン! あれ? あ、ベルトかな? のヤツです。

で、出発の成田。
人間の金属探知機は無事OKだったんですが、手荷物で捕まりました。
「なんで? 刃物も持ってないし、パソコンもちゃんとカバンから出して別に通したんだけど?」
と思ってたら、係のおねえさんに「これは持ち込めません」と突き付けられたのは化粧品。

クレンジング、洗顔フォーム、化粧水、乳液、の4つ。

「え? ダメなんですか?」
「液体は持ち込めません。知りませんでしたか?」
「液体ってペットボトルとかでしょ?」
「化粧品もダメです」
「え? たったこれだけでもダメなんですか? じゃあどうすればいいですか?」
「今からだと預けられないので、没収です」
「え? 没収? 返してくれないんですか? 4日後に成田にまた戻るんですけど、返してくれな……」
「できません」
「……それ、没収されたらどうなるんですか?」
「破棄します」

マジで?!?!?!?!?!
その化粧品、すげー高いんだけど!!
全部で3万くらいするんだけど!!

いや、事前に知らなかった私が悪いんだけど、せめて手荷物預けカウンターに書いといてよ!!
そしたら機内持ち込みじゃなくて預けたのに!!
なんで今さら言うの!!
しかも問答無用で捨てるって!!
3万!! 3万!!

ちなみに、事前に読んだ航空会社サイトの「機内に持ち込む荷物」という注意事項の化粧品に関する表記。

-----------------------------
次のものは少量に限って機内持ち込みができます。

* 少量の個人用化粧品、1個以下のライター及びマッチ、航空会社の承認を得た医療用品目、ガス式ヘアーカーラー、医療補助器具、乾電池など
-----------------------------

「少量の」って分かりにくいわ!!
個人が使う分の化粧品なんか「少量」って思うじゃん!!
おみやげとかでごっそり買ったのが「多量」で、個人の日常使用分くらいは「少量」って思うじゃん!!

なんで誰も教えてくれないんだよ……。
海外にしょっちゅう行く人は知ってんだろうけど、海外初の初心者さんだってたくさんいるよ……。
私、前の海外は10年以上前だからそんなの知らんかったよ……。
なんでちゃんと書いてくんないんだよ……。
航空会社も、空港会社も……。

しかし、持ち込めないものは持ち込めない。
決まりなのは決まり。
ここで「弁償しろ」だの「手荷物預けカウンターの所に書いてなかった。麻薬の持ち込みは違法、というポスターは見たけど化粧品のことは書いてなかった。だからそっちの落ち度だ」だのと、このおねえさんに言ってみたところで始まらない。

ので、渋々「わかりました」と了承した。
そしたらおねえさんはバサッ!とゴミ箱に化粧品を捨てた。
そんなぞんざいに捨てるなよ……。
高ぇんだよ……。
今回の激安韓国ツアーの代金より高ぇんだよその化粧品……。
いや、捨てるのは対応として間違ってないんだけど……。
とても悲しい……。

「てめえ程度の顔にそんな高い化粧品使うなよ」と言われたら「はいすいません」としか言えないんですけどね。
んでも人間は鈍感なのに、お肌はやけに敏感なんですよ。
ずっと吹き出物に悩まされ続けてて、いろんな化粧品を試してみたり、薬局で尿素とグリセリンを買って手作りしてみたり、長年のいろ~~~んな試行錯誤を経てやっと見つけた自分に合った化粧品なんですよ。
久々におばあちゃんに会ったら「あんた、顔のブツブツ良うなったね~。良かったね~」と涙ぐまれるほど改善したんですよ。この高い化粧品で。
「高いものを没収されて捨てられた」というのもショックですが、「これからの4日間、この化粧品なしで過ごさなきゃいけない」ってのも大ショックなんですよ。
はああああああああああ。。。。。。。。。

そして韓国で過ごした4日間。
化粧品なしに過ごした4日間。
見事に荒れ放題のお肌になりました。
家に帰って即パックしました。
帰国した途端、急ぎの原稿の直しが舞い込んできて、パックしながらお仕事しました。
同じ化粧品使ってる友達に「全部捨てられた。肌ボロボロ」と泣きのメールをしたら、慌てて私の代わりに注文して発送手続き取ってくれました。
ありがとう、Nちゃん。

ちなみに帰国時。
仁川空港に向かうバスの中で、現地添乗員の韓国人のおねえさん(日本語ペラペラ)が
「液体は機内に持ち込めないので預けてくださいね。飲み物だけでなく、化粧品もです」
と親切に教えてくれました。

ああ、その言葉、成田で聞きたかった……。

そして仁川空港で手荷物検査。
「もう化粧品もなんにもないもんね。だって成田で捨てられたし!」
と半ばヤケ気味で堂々と荷物チェックを受けてたら、またもや止められてカバンを漁られました。

係のおねえさんに「これ、ダメです」と取りだされたのは、ヤクルト。
東仁川駅前の定食屋さんで、気のいい店長のおじさんがくれたヤクルト。
韓国の発音は「ヤクルトゥ」。

「あ……後で飲もうと思って入れっぱなしにしてた……」

係のおねえさんに平謝りして「捨ててください」とお願いしました。
おねえさん、汚いカバン漁らせてごめんなさい。
定食屋のおじさん、せっかくくれたのに捨てちゃってごめんなさい。

そして、搭乗口。
搭乗時間までまだ1時間ほどあったので、ソファに座って原稿書き。
パソコンを取り出そうとカバンをあけると……。

「あ、ペットボトル入ってる」

こちらも入れっぱなしにしてて忘れてたミネラルォーターのペットボトル。

なんで検査通ってんの?
めちゃめちゃ見落としてんじゃん!
これ見落とすくらいなら化粧品見落としてよ!!
いや、見落としちゃダメなんだけど!!
このペットボトルがガソリンだったらどうすんだよ!!
テロやっちゃうぞこんちきしょー!!
いや、やんないけども!!

楽しい韓国でしたが、空港はまったく楽しくない旅行でした。


関連記事
スポンサーサイト

■コメント

■コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

 

プロフィール

okadamari

Author:okadamari

>>質問大募集!!







岡田真理・著
(文藝春秋社)


よくわかる自衛隊 (楽しい調べ学習シリーズ)



志方俊之・監修
岡田真理・文
(PHP研究所)



―岡田真理―
フリーライター。昭和52年生まれ、福岡県香春町出身。同志社大学工学部中退。平成17年、陸上自衛隊予備自衛官補(一般)に志願。50日間の教育訓練を経て、平成19年、予備自衛官に任官。現在も任用継続中。全国の陸海空自衛隊各部隊を取材し、「女子高生にも分かる国防」をモットーに執筆活動を行う。

ブログ内検索

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

もくじ