■スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

■川崎市盲人図書館

いざ志願!おひとりさま自衛隊
で、ちょくちょくネット検索をしています。

ブログで感想を書いてくれてる方がいらっしゃるので、それを読むのが楽しみで。
もちろん、そのすべての方が、好意的に書いてくださってるワケではないのですが、わざわざ私の本を手にとって、読んで、そして感想を書いていただけるのが嬉しくて、楽しみに読ませて頂いています。

検索してると、感想だけでなく、図書館の蔵書を見つけることもあります。
「今月の新刊リスト」なんてとこに本の名前があると、ああ、予算も限りあるのに置いてくれたんだなぁ、ひょっとして誰かがリクエストしてくれたのかな? と嬉しくなります。

で、先々月くらいにやはり検索してると、ある図書館の「今月の図書紹介」に『いざ志願!おひとりさま自衛隊』の文字を見つけました。
でもよく見ると、「図書紹介」でなく、「CD図書紹介」と書かれてありました。

CD図書……?
なんじゃそら……??

図書館の名前を見ると、「川崎市盲人図書館」。
盲人図書館……、ああ、耳で聞く図書か。CDの図書なのか。

お恥ずかしながら、それまで「CD図書」という存在をまったく知りませんでした。

CD図書……どんなんだろう?
見てみたい! 聞いてみたい!

というわけで、川崎市盲人図書館にお邪魔してきました。
(本当は、川崎市内在住の視覚障害者さんのみが利用できる施設なんですが、「著者なんですけど……」と問い合わせたら「どうぞ見学に来てください」と快く迎えてくださいました)

さて、初めて行く施設。
初めてなので、場所が分かりません。
ので、川崎市盲人図書館のホームページを見ました。

通常なら、施設のホームページにはアクセスマップなんかがあって、それを頼りに行くわけなんですが、川崎市盲人図書館のホームページにはこう書いてありました。

-------------------------------
 JR川崎駅から盲人図書館までの道順は次のとおりです。
 JR川崎駅の改札口は1ヵ所です。
 出たら誘導ブロックを目安に右(東口)に進み、階段(もしくはエスカレーター)を降りてください。
地上に降りたら2、30メートル進み、地下街「アゼリア」の4番階段の手前で、誘導ブロックを目安に右に曲がってそのまま進みます。
「アゼリア」の2番階段の手前で誘導ブロックに沿って左に曲がり、15mほど進んで右に曲がってください。
誘導ブロックに沿って30mほど進んでください。
信号のない小さな横断歩道を渡り
(渡って正面はルフロン)、
直進して誘導ブロックを目安に左に進みます。
(工事を行なっているので、必ず誘導ブロックに沿って進むように注意してください。)
 そのまま進んで、誘導ブロックを目安に右に曲がってください。
 右はヨドバシカメラ、道路をはさんで左は京浜急行の高架線で通ると電車の音がします。
 誘導ブロックを目安にしばらくいくと、音式信号のある小さい交差点に出ますので、そのままの方向で渡ってください。
 音はピンポンと鳴っています。
(ピンポンをクリックすると信号の音が鳴ります。)
 渡って右手は太田総合病院です。
 また誘導ブロックを目安にそのまま進み右手のセブンイレブンを過ぎ、小さな横断歩道を渡ったら、すぐ大きな道路を渡ります。
(市電通りとかプール道路と呼ばれています。) 
 音式信号があり、ピヨピヨ音で渡ります。
(ピヨピヨ音をクリックすると信号の音が鳴ります。)
 そして左の広場やビルに入りこまないように注意しながら、誘導ブロックに沿って進みます。
 路地を2本渡ると、左が盲人図書館(川崎市福祉センター)で誘導チャイムが鳴っています。
(誘導チャイムをクリックするとチャイムの音が鳴ります。)
 自動ドアを入ったら、正面のカウンターで声をかけてください。
-------------------------------
(http://www12.ocn.ne.jp/~mouto/gaiyo.htmより)

そうか。
視覚障害者さんの施設だから、案内も点字ブロックと音なのか。
なので、私も地図を一切見ずに、この案内通りに行ってみました。

初めての点字ブロックアクセス。
私が目をつぶって歩くと危なすぎるので、ブロックを目で追いながらなんですが、分かりにくい!!
「え?ここ、曲がっちゃっていいの?」的な。
駅前広場で早速迷う始末。

階段や曲がり角、なんだかアート的なオブジェの迂回、ああもう、これ視覚障害者さんにはすげー邪魔だよ……。
街のデザイン的にはきれいなんかもしれんけど。

点字ブロックは道に沿ってカクカク曲がって置かれてるんで、ちょっとした距離も迂回しなきゃなんですね。
暑い中の移動だと、余計にイライラ……。

たまに点字ブロックの上に自転車停めてるのを見かけたりしますが、今度そんなのを発見したら蹴倒してしまいそうです。
(今回の川崎駅前ではそんなことはありませんでしたが)

点字ブロック、もう少し分かりやすく、そして利便性を考えて置く必要があります。
ってエラそうに、今まで気にとめたこともなかったんですが……。

汗をふきふき、なんとか川崎市盲人図書館に到着。

盲人図書館

音訳・点訳業務の方や、CD図書制作のボランティアさんたちがお出迎えしてくださいました。

CD図書の専用再生機(章や項目ごとの頭出しが一発。便利!)を見せて頂いたり、CD図書の製作の流れを教えて頂いたり、とても勉強になりました。

CD図書製作は、おおまかにいうと
本の選定~音訳(朗読してデジタル音声データを作る)~1次校正~2次校正~デイジー化(章の頭出しとかのデータ化)~修正~完成
となるそうです。
めっちゃおおまかに書いてますが、本の選定から完成までにかかる日数は約半年。
そして、そのほとんどがボランティアのスタッフさんによって行われているそうです。

『いざ志願!おひとりさま自衛隊』も、ボランティアの方が音訳をしてくださいました。
大感謝です。
ありがとうございます。

で、早速聞いてみました。

CD図書、もちろん目次から読みあげてくれます。
『いざ志願~』の中で、初めて銃を触って訓練を受けたことを4つのタイトルに分けて書いてるんですが、私、この部分のタイトルを

♪はじめて~の銃~
♪君と銃~
♪I will give you all my gun~
♪涙~が出ちゃ~う男~のく~~せ~に~Be in love with you~

とか書いちゃってるんですね。。
はい、キテレツ大百科の歌です。
読者さんの中でも、これがキテレツだと分かってくれた方とそうでない方といらっしゃるようなんですが……。

で、音訳者さん、ちゃんと歌って読みあげてくれてました。
キテレツだとは伝わらなかったようで(ご存知なかったのかも……)、音程はキテレツの歌と違ってたんですが、それでも歌だと伝わるようにフシをつけて読んでくださってました。
面倒なタイトルにしてしまって申~~~~~~し訳ない気分です。。。。

あと、輸送ヘリCH-47がヤッターガエルにしか見えない(ヤッターマンに出てきそうなカエルロボだ)と書いてる部分に出てくる、ヤッターマンのゾロメカのセリフ
「♪アーリ、アーリ、アーリ、アーリ」
も、ちゃんとかわいらしく歌うように読んでくださってました。
いや、重ね重ね申し訳ありません。。。。。。。

あと、「おおおおおおおおおおお……。まるでわからん」とか、銃声の「バーン!」とか、大砲の「チュドーン!ガガガガガガガドォォォォ~~ン!」とか、ホフクのときの痛さの度合いを「イーーーー!」だの「イイイイイィィィーーー!!」だのと書いてるんですが、そこもちゃんと感情をこめて臨場感ある朗読をしてくださっていました。
ほんと、お手数すみません。。。

音訳者さん、すごくきれいな透き通るような声なんですが、そんなきれいな声でこんなくだらんことを言って頂けて、もうほんと大感謝です。

ただ、こんな美しい声で「ファッキン」と言って頂けたのは(というか、私が言わせたことになるのか)、とてもとても罪悪感。。。。
ああ、もう……。すみません。。。。。。。

ま、もっとエグい単語が出てくる本なんかもいっぱいあるし、まだマシな方なんかな。

……と、そんな申し訳ないところがたくさんありつつ、
「できんごとしようち思ってもしきらんめえが。しきることしよったらできるごとなろ」
という、うちのばーちゃんの筑豊弁丸出しのセリフ、発音が完璧でした。
ブラボー!!
超ブラボーです!!

この音訳者さん、関西弁が上手なので(文中に関西弁もたくさん出てきます)、てっきり関西人かと思いきや、筑豊弁もすらすらしゃべれるとは……。
脱帽です。。。。

そして、物書きとして反省しなきゃなことも、改めて知ることができました。
文中には、「剣紐」とい言葉が出てきます。
「剣紐」とは、銃剣を体に縛り付けるためのヒモなんですが、この「剣紐」は「けんひも」と読みます。
自衛隊では当たり前のように「けんひも」「けんひも」と呼んでいるので、私もついうっかり当たり前のようにルビを振らずに書いてしまったんですが、音訳者さんは「けんちゅう」と読まれていました。

そうだよなぁ。
普通は読めないよなぁ。
「剣」が音読みだから、「紐」も音読みの「ちゅう」だと思っちゃうよなぁ。

音訳者さんは、朗読するにあたって、細かなところまでたくさんのことを調べるそうです。
漢字の読み方は特に。
人名なんかでも、ルビがないと「高田」が「たかだ」なのか「たかた」なのか分かりません。

「剣紐」なんて言葉は辞書にも載っておらず、おそらくはどう読むのかをいろいろと調べてくださって、そして「けんちゅう」と読まれたんだと思います。
私がルビさえ振っていれば、調べるお手間もお掛けせずに済んだものを……。
そして、これだけ調べてくださった音訳者さんが「けんちゅう」と読まれたということは、通常の読者さんも「剣紐」という言葉はすっと読めなかったはず。

反省しきり。

こういう読み方とか、歌がどんな歌だとか、事前に作者側も協力できる形があればなぁ、音訳者さんのお手を煩わせずに済むし、利用者さんにも正確に伝わるんだけどなぁ、と思ったりしますが、そうなるとただでさえ時間がかかる作業がもっと時間かかっちゃうのかもしれないしなぁ。

んでも、もしなにかご協力できることがあれば、ぜひぜひ関わりたいと思います。
CD図書がボランティアさんの手で作られてることを思えば、どんな忙しい売れっ子作家さんだって協力したいと思うはず。

CD図書製作スタッフのみなさま、本当にありがとうございました。
もっとちゃんと文章書かなきゃなあと改めて心を決めました。


盲人図書館の皆さんと

盲人図書館の皆さんと

川崎市盲人図書館のスタッフさんたちと記念撮影。
本を持ってくださってるのは、視覚障害者で点訳担当の伊藤さん。
「CD図書化に半年かかるので、ベストセラーや話題の本は本当に待ち遠しいんです」。
そうか……そうだよなぁ。
「待望の新作!!」って書店に並んでも、それから半年かかるんだもんなぁ。
出版社側ともなんとか協力できたら、ちょっとは早くなるのかもしれんけど……難しいんかな。。

盲人図書館、録音室

CD図書の録音室。
こちらで音訳者さんが朗読してくださっています。


スポンサーサイト

■コメント

■コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

 

プロフィール

okadamari

Author:okadamari

>>質問大募集!!







岡田真理・著
(文藝春秋社)


よくわかる自衛隊 (楽しい調べ学習シリーズ)



志方俊之・監修
岡田真理・文
(PHP研究所)



―岡田真理―
フリーライター。昭和52年生まれ、福岡県香春町出身。同志社大学工学部中退。平成17年、陸上自衛隊予備自衛官補(一般)に志願。50日間の教育訓練を経て、平成19年、予備自衛官に任官。現在も任用継続中。全国の陸海空自衛隊各部隊を取材し、「女子高生にも分かる国防」をモットーに執筆活動を行う。

ブログ内検索

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

もくじ

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。