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■「新しい天皇」への「親しみ」

まずは、前回の
「誰が天皇になるの?」
http://okadamari.blog112.fc2.com/blog-entry-338.html
のおさらい。
まとめると、

◆「誰が天皇になるのか」には、
お父さんか、そのまたお父さんか、そのまたお父さんか……が、過去に天皇であった
という
お父さんルール
がある

◆天皇は126代にわたって「お父さんルール」で継承されてきた

◆お父さんルールの女性が天皇になるのは問題ない

◆でも、その女性天皇のお子さまはお父さんルールから外れてしまうため、女性天皇への負担が懸念される
※過去には、お父さんルールの女性天皇が8人いたが、うち4人は未亡人での即位、そして他4人は未婚のまま生涯を終えた

◆「女性が天皇になれないのは女性差別である」という議論が活発だが、「令和で秋篠宮殿下が天皇になれなかったのは次男差別だ」とか「一般人が天皇になれないのは家柄差別だ」という議論はないなー

です。

で、今回は、
お父さんルールの天皇を未来に残すにはどうすれば良いのか
を、みなさんと一緒に考えたいと思います。

「お父さんルールの天皇を後の世にも安定的に残す」
先人たちは、このために主に2つの方法を取ってきました。

①側室を置く
②お父さんルールの男性が皇族にたくさんいる状態にする

先人たちは、こうやってお父さんルールの天皇を受け継いできました。

①は現代では実現不可能だと思いますが、②は実現可能です。
お父さんルールの男性が皇族にたくさんいる状態にすれば、お父さんルールを守ったまま天皇という存在を未来にも残すことができます。

現在、皇族に「お父さんルールの男性」は、天皇陛下のほかに、秋篠宮殿下、悠仁さまのお二人がいらっしゃいます。

しかし実は、お二人以外にも「お父さんルールの男性」がいらっしゃるんです。
正確には分かりませんが、現在「未成年のお父さんルールの男子」だけで5~6人ほどいらっしゃるようです。
(調べてみましたが、いろんな情報があってよく分からないので数字はあくまでもご参考まで)

この、「皇族ではないけど、お父さんルールの男子」はどういう方々なのかというと、今は一般人だけど、元々は皇族だったおうちのお子さんです。

現在、皇族には
・秋篠宮家
・常陸宮家
・三笠宮家
・高円宮家
の4宮家があります。

でも、元々はもっとたくさんの宮家がありました。
が、戦後のドサクサでGHQにより11の宮家が皇族から離され、「皇族ではない一般のおうち」となりました。
この11の宮家は、「旧宮家」「旧皇族」と呼ばれています。

※ここで「戦後のドサクサ」という表現を使うのは不適切かもしれませんが、あえてこう表現しました。興味のある方は「なぜ11の宮家が皇族から離されたのか」をぜひ調べてみてください。

この旧宮家のおうちに、「皇族ではないけど、お父さんルールの男子」が複数人いらっしゃいます。
この方々に、また皇族に戻って頂ければ、

②お父さんルールの男性が皇族にたくさんいる状態にする

が可能となります。

この方法には、もちろん反対意見もあります。
ひとつは、「旧宮家のおうちの方々のご意思はどうなのか」という意見。
そしてもうひとつは、今の国民には、旧宮家のおうちの方々に親しみがないという意見です。

ここでは、「今の国民には、旧宮家のおうち方々に親しみがない」について考えたいと思います。

11の宮家が皇族から離脱したのは、昭和22年。
なので、旧宮家の方々をご存知なのは、戦前・戦中生まれの世代まででしょう。

もちろん、親も戦後生まれの私は全く知りませんし、先ほども書いたように「旧宮家のおうちにいらっしゃる、未成年のお父さんルールの男子」の人数すら分かりません。
「親しみがない」のは当然です。

「そのような方が天皇に即位するとなった場合、果たして国民はどう受け止めるだろうか」。
こう懸念し、旧宮家のおうちの方々に皇族に戻ってきていただくことへの反対意見があるのは、とても理解できます。

でも、よくよく考えてみました。

もし、旧宮家のおうちの方が天皇に即位することになっても、それはどんなに早くても悠仁さまの次の代です。
そのときに、今こうやって議論してる私たちのうち、どのくらいの人がこの世にいるでしょうか。
とりあえず私は生きてない自信があります。

旧宮家のおうちの方が天皇に即位するとなったときに、それを受け止める「国民」は、早くても平成の終わり以降に生まれた人たちです。
おそらく、大半は令和以降の生まれの人たち、今現在まだ生まれてない人たちでしょう。

そして、悠仁さまの年齢を考えれば、「旧宮家のおうち出身で最初に即位する天皇」となる方は、今まだお生まれになっていないと思います。

そんな先の時代、未来の国民の「親しみ」は、今現在なくて当たり前です。
あるわけがありません。
なんだったら、現在の陛下や皇族の方々への親しみすらないでしょう。
だってまだ小さかったり、生まれてなかったりするんですから。

「だったら、親しみ、作ればいいじゃん!」と私は思いました。

まずは、できるだけ早い段階で、旧宮家のおうちの方々に皇族に戻っていただく。
そうすれば国民の側も、小さな子供が育っていくにつれ、少しずつ陛下や皇族の方々に親しみを持って大人になるように、「皇族に戻られた旧宮家のおうち出身の方々」にも同じような感情を持つことは、決して難しいことではないと思います。

というより、私たちが子供の頃から徐々に陛下や皇族の方々に親しみを持って大人になったように、未来の国民も、陛下や皇族・新しい皇族の方々に親しみを持って大人になっていく……これは自然の流れであるように感じます。

もちろん、そのためには努力も必要だと思いますが。
先人たちが天皇という存在を大事にしてきたように、今、令和に生きている私たちにもそれは求められると思います。
というか、ほとんどの人は大事に思ってますよね。

平成~令和の移り変わりで私たちが体験した、たくさんの感慨、感動、感謝。
それを思えば、充分に可能なことだと私は考えます。

……と、こんなにいろいろ書いている私ですが、以前は「お父さんルール」なんて全く知らない人間でした。
こういったことを考えたこともありませんでした。

小泉政権で「女性が天皇となる」議論があったときも、「いいんじゃない?女性天皇ってのも素敵だよね」と思っていました。

でも、ふと「なんでこれまで女性天皇がたった8人しかいなかったんだろう」と興味を持ち、いろんな本を読んでお勉強するうちに、「ひょっとして、私たちはとても大事なものを捨てようとしてるんじゃないだろうか。ちょっと考えたほうがいいんじゃないか」と思うようになりました。

お父さんルールを守り続ける方法があるのに、わざわざそれを捨てることはないんじゃないだろうか、と。

みなさんはどう思いますか?

次回は、
「『お父さんルール』はそこまでして守らなきゃいけないものなのか?」
「そもそもなぜ、私たちは天皇という存在を大事にしているのか」
について、みなさんと一緒にお勉強したいなーと思っています。
が、今仕事がバタバタなので、気長にお待ちいただけると嬉しいです。

みなさんもぜひ、
「『お父さんルール』はそこまでして守らなきゃいけないものなのか?」
「そもそもなぜ、私たちは天皇という存在を大事にしているのか」
を考えてみてください。

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■コメント

■Re:「新しい天皇」への「親しみ」 [井上二士夫]

さて天皇の「お父さんルール」は歴史上で、いつからあるのでしょうか?少なくても天平時代の「ヨバヒ婚」の時代にはありませんね。
万葉集の第一首目の雄略天皇の歌は「天皇に声をかけられた娘さんは、天皇のところへ行かなくてはならない」と天皇は歌っていますが、正直、私はこの歌が嫌いです。仮に今の時代だと「誰もそんなバカな」と思うでしょうね。この歌が嫌いで私はズーと万葉集が嫌いなままでした。そう、40歳を超えた頃から、第一首を無視して万葉集を好きで、良く読んでいます。では・・・

■ []

女性天皇の伝統へのプレッシャーを大前提に伝統を破る事になるかもしれない女性天皇を心配してる風な書き方をしてるが
負担がかかるから女系天皇は認められないじゃ論理が飛躍してる事に気付かないんだろうか
普通はその間に、国民に女系天皇を受け入れて貰うにはどうしたら良いかとか、国民のどれだけが女系天皇に反対しているのかというような議論があって然るべきなのだが
それに女性差別だという論に対して、「じゃあ次男差別とかは考えないのか」とあたかもそれっぽいことを言っているが
女性天皇への負担を考えるのに、男系の伝統を維持しないといけない皇族の負担を考えない筆者も似たような事をしてるのに気づかないんだろうか
正に皇后の現状がその負担の大きさを表してると思う

まぁつまるところ保守思想で男系男子の伝統を絶対としてるからそういう飛躍に繋がるんだろうけど
それだと結局、書かれてるように皇族の人権無視の側室制度や旧皇族、それに由来する華族の復活という結論に至るが肝心の旧皇族方にそのつもりは無いという報道もよく耳にする
そんな状況で、そんな子供騙しの旧時代的論理じゃ国民に対して何の説得力もありませんよ
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プロフィール

okadamari

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岡田真理・著
(文藝春秋社)


よくわかる自衛隊 (楽しい調べ学習シリーズ)



志方俊之・監修
岡田真理・文
(PHP研究所)



―岡田真理―
フリーライター。昭和52年生まれ、福岡県香春町出身。同志社大学工学部中退。平成17年、陸上自衛隊予備自衛官補(一般)に志願。50日間の教育訓練を経て、平成19年、予備自衛官に任官。現在も任用継続中。全国の陸海空自衛隊各部隊を取材し、「女子高生にも分かる国防」をモットーに執筆活動を行う。

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