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■だったら憲法改正する?

安全保障を法律でどう定めるか。

……これ、今の日本だと、
「自衛のためにどんな武力を持つべきなのか」
ということになります。
どんな武力を持つのか、その武力をどう行使するのか……これを、日本が置かれている安全保障環境から考えていくワケです。

で、
「こういう武力を持った方がいい」
「こういう行使はしない方がいい」
などなどの議論が交わされていくのが理想(というか当然のこと)……のはず、なんですが。

残念ながら、その「前」の段階で止まっちゃってる方々がいらっしゃいます。
「そもそも武力なんかいらない」
「日本がどんな状況に置かれようと、武力は絶対に行使すべきでない」
「あらゆる武力を放棄すべきだ」
と。

「武力を行使するくらいなら、侵略されてもいい」
「目の前で娘が乱暴されても、息子が殺されても、武力は行使すべきではない」

世の中には、いろんな考えをお持ちの方がいらっしゃいます。
人それぞれに考え方は違いますし、どんな意見を持とうとそれは自由です。
個人の考えで、個人の生き方を選べばいいと思います。

でも、国家はそうはいきません。
国家には、国民を守る責任があります。
「国民が殺されても、国民の財産が侵略されてもいい」というワケにはいきません。

日本は、これを憲法13条で定めています。

憲法13条
すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする

ので、もし日本を
「あらゆる武力を放棄しよう。侵略されても殺されてもいいから、自衛のための武力すら放棄しよう」
という国にしたいのであれば、まずこの憲法13条を改正しなければなりません。

3月に施行された平和安全法制(安保法制)では、集団的自衛権の行使が「限定的に」容認されましたが、これは憲法13条を遵守するためです。

平和安全法制をざっくり解説

(PDFファイルはこちら)
http://okadamari.web.fc2.com/zakkuri.pdf

余談ですが、憲法9条が放棄している武力も限定的です。
「国際紛争を解決する手段としての武力」のみを放棄しています。
自衛のための武力は放棄していません。

以上をちゃんと認識し、

「今、日本はどんな安全保障環境に置かれているのか」
「そのためにどんな武力を持ち、どう行使すべきなのか」
「これらを法律でどう定めるべきなのか」

という建設的な議論が交わされることを、心から強く強く望みます。


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■コメント

■Re:だったら憲法改正する? [チャオ]

憲法13条は「政府が個人の権利を侵害してはならない」と言っているのであって、「政府が侵略勢力から個人の権利を守ららければならない」
と言っているのではないですよ。

https://ja.wikipedia.org/wiki/日本国憲法第13条
(憲法13条は、日本の封建制度を終わらせるために盛り込まれた条文)


> 「そもそも武力なんかいらない」
> 「日本がどんな状況に置かれようと、武力は絶対に行使すべきでない」
> 「あらゆる武力を放棄すべきだ」

そんなことを言っているのは一部の極左連中だけで、他の大多数は、

『安全保障は必要だが(これは当たり前)、
 安倍政権の安全保障に対する考え方がおかしい、
 (これまでの日本政府の方針から大きく逸脱している)
 安倍政権の安全保障を実現する為には改憲が必要、
 (安保法制は違憲。安倍政権の安保法制定の手続きに問題がある)
 安倍政権の安全保障には不備がある、
 (武力行使要件の規定が曖昧)』

などと指摘しているだけですよ。

あと、背後の極右勢力(日本会議)による復古主義に対して反対している人も多い。

http://diamond.jp/articles/-/91567
(憲法学者の中でも、安保法制を合憲と見なしているのは、日本会議のメンバーぐらいのもの)

https://ja.wikipedia.org/wiki/日本会議


> まずこの憲法13条を改正しなければなりません。

そんなことを指摘している人は、見たことが無いですよ。
安全保障と憲法13条は、切り離して考えた方がいいですよ。

因みに、自民党の憲法草案における修正でも、憲法13条は、

「公共の福祉に反しない限り」→「公益及び公の秩序に反しない限り」
「個人として」→「人として」

といった感じで、個人の権利の範囲を規定する方向で修正されていますよ。

http://憲法改正.sakura.ne.jp/kaiseisouanjimin/13jyo.html


> だったら改憲する?

法律が憲法に違反している場合は、法律の方を変えなければならないですよ。
法律が違憲かどうか判断する機関(憲法裁判所)は、残念ながら今の日本に存在しません。

どうしても、憲法と異なる法律を作る必要がある場合は、先に改憲しなければなりません。

なので、先に法律を作って、後から「改憲する?」は、あり得ません。

■Re:だったら憲法改正する? [チャオ]

(追記)
先に法律を作って、後から「だったら改憲する?」は、あり得ません。

安倍政権も、同じ手口を使おうとしているのかもしれませんが、それはもはや民主主義ではありません。

本来なら、まず改憲案を議会に提出し、議会の2/3の賛同を得て、国民投票で国民の信任を受け、そこで初めて憲法改正が行われ、その内容を具体的に法律に落とし込む(安保法の制定)、というのが民主主義に基づく合法的な手続きです。

だが、安倍政権は、議会の2/3の賛同が得られないので、自分の都合のいいように憲法解釈を変更したり、選挙を利用して他の政策と抱き合わせて2/3以上の議席獲得を目指したり、といった事を繰り返しています。

民意は「安倍政権の安保法制には反対」「安倍政権の改憲には反対」が大多数であるにも関わらずにです。

だから、みんなが「(議会制)民主主義を守れ」と言っているのです。

■Re:だったら憲法改正する? []

>チャオさん

おっしゃりたいことは分かるのですが、岡田さんはそういう話をしているのではないと思いますよ。

憲法改正と言う言葉から本記事の趣旨ではない勘違い(?)をされているように見受けられます。

(チャオさんのご意見に反対するわけではありません)

■Re:だったら憲法改正する? [保健委員]

初めてのコメントを失礼致します。チャオさんのコメントにどうしても一言申し上げたく。

> そんなことを指摘している人は、見たことが無いですよ。

そのような指摘はこれまでに存在しない、そのような意見はこれまでに存在しない、これは岡田さんには言うまでもないと考えます。なぜならば岡田さんはこれまでも独自のご意見で分かりやすく(まさに女子高生に伝えるように)書かれているからです。

> そんなことを指摘している人は、見たことが無いですよ。

当然です。岡田さんのオリジナリティあふれるコラムなのですから。私たち読者はその見たことがない、意見を楽しみに読んでいるのです。
さらに申し上げるのなら、見たことがない指摘はしてはいけないのでしょうか。見たことがないから間違っているのでしょうか。

私は今回のコラムも非常に面白く読みました。これからも、誰も指摘していない文章を楽しみにしております。

長文失礼いたしました。

■Re:だったら憲法改正する? [チャオ]

>[]さん

自分が特に気になったのは、このブログの著者が憲法13条の解釈を誤解している点と、その誤解(歪曲された解釈)を根拠に改憲の正当性を訴えている点です。

「だったら改憲する?」以下の指摘は、たしかに記事の趣旨から脱線していたかもしれませんが、反対派の主張を正しく認識するべきだという思いで指摘しました。


>保健委員さん

確かに余計な一言だったかもしれませんが、それでも「指摘(個人の意見)」と「解説」は分けて書くべきだと思いますよ。

知らない者が見れば、誤った解説(個人の考えではなく)を鵜呑みにして、騙されれることになるのですから。
(この点は、自分も人のことを言えないので、常に気を付けている)

特に、このブログの著者は、予備自衛官としての立場で解説されているので、なおさら気を付けるべきだと思いますよ。

■ [保健委員]

>チャオさん
ご返答ありがとうございます。

やはり、見たことがないから正しくない、誤っている、のでしょうか。多数意見かそうでないかは正誤には関わらないと考えますが。

差し出がましいのですが、チャオさんは、岡田さんが改憲論者であると勘違いをされているのではないでしょうか。だからこのコラムも読み違えていると。

これまでの記事を読む限り、岡田さんは改憲にも護憲にも慎重なお立場を取られていますし少なくとも改憲論者ではないと考えます。そこも、岡田さんのようなお立場ではあまり見たことがないからこそ誤解してしまわれるのかもしれません。

■Re:だったら憲法改正する? [チャオ]

>保健委員さん
ご返答ありがとうございます。

> やはり、見たことがないから正しくない、誤っている、のでしょうか。

いえ、違いますよ。
「見たことがない」は余計な一言でしたが、それを根拠に『だから間違っている』と言ったわけではなく、純粋に『誤解している』と思ったから、指摘させてもらいました。

ご参考
http://kenpou-jp.norio-de.com/kofuku-tuikyu-top/
https://ja.wikipedia.org/wiki/日本国憲法第13条


> 誤解してしまわれるのかもしれません。

確かに、そういった点はあったかもしれません。
BLGOS(言論サイト)の方で、たまに目についた時だけ拾い読みしていたので、著者の立場まで正確に把握していませんでした。

言論サイトの方の議論を通して、私もちょっと熱くなりすぎてました。
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プロフィール

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岡田真理・著
(文藝春秋社)


よくわかる自衛隊 (楽しい調べ学習シリーズ)



志方俊之・監修
岡田真理・文
(PHP研究所)



―岡田真理―
フリーライター。昭和52年生まれ、福岡県香春町出身。同志社大学工学部中退。平成17年、陸上自衛隊予備自衛官補(一般)に志願。50日間の教育訓練を経て、平成19年、予備自衛官に任官。現在も任用継続中。全国の陸海空自衛隊各部隊を取材し、「女子高生にも分かる国防」をモットーに執筆活動を行う。

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