■パリの同時多発テロ

パリで同時多発テロが発生し、多くの方が犠牲になってしまいました。
犠牲者の方々のご冥福を、現地のみなさまの心の平安を、心よりお祈り申し上げます。
そして、世界の平和を改めて祈ります。

しかし、世界の平和は祈ってるだけでは実現しません。

遠くで起きていることは、どうにもできないことだらけです。
なので、「祈るしかない」という気持ちになりがちです。

「争いのない平和な世界」というものがもし実現できるのなら、こんな嬉しいことはありません。
でもとても悲しいことに、それが実現することは、人間が人間である以上おそらく不可能に限りなく近いのではと思います。
本当に悲しいことですが。

世界から争いがなくなることは不可能に限りなく近いですが、でも私たちには、「自分を守り、互いを守る」ことができます。
思いを同じくする人々が協力して「安全を守る」ことができます。

それは完全な「世界平和」ではないかもしれません。
でも、安全を守ることで、悲しい事態を可能な限り減らすことができます。

「思いを同じくする人々が協力して、安全を守る」。
そのための必要最低限は、「自分のテリトリーは自分で守る」こと。
「それぞれの国が責任を持って自国の安全を守る」ことです。

日本のやるべきことは、日本の安全を守ること。

そして「自国の安全を守る」ことが難しい国や地域があれば、手助けをすること。
これは、ただの「援助」に留まりません。
不安定な地域があれば、そこから新たな脅威が発生してしまうこともあります。
その脅威は、日本の安全をも脅かすことにもなりかねません。
不安定な地域を極力減らせば、日本の安全、さらには世界の安全にも繋がります。

テロの背景に関しては、さまざまな意見があります。

テロが悪い国際社会が悪い欧米だってフランスだって……。
たくさんの意見がありますが、私には何が「悪」なのかは分かりません。

何が「善」で、何が「悪」なのかは、立場によって違います。
おそらくは、みんなそれぞれが自分の正義を持っているんだと思います。

私は、何が「悪」なのかには興味はありません。
いや、興味がないワケではないんですが、それを決めることやその論よりも、「目の前にいる大切な人たちをどう守るか」を真剣に考え、実行したいです。

もちろん、脅威の根源を考えることも大切なんですが。
そこから学ぶこともたくさんあるんですが。
でも、そこに注視する「だけ」の論は、日本の安全をおろそかにする危険も孕んでいます。

今回のテロでは、たくさんの方が犠牲になり、世界で、そして日本でもさまざまな悼みが表されました。
そして、そのことで論争……というか、モメごとと言ってもいいような状況も見られました。

モメごとの種は、ざっくり言えば「悼みを表す対象」にあるようなのですが……でも、それは「しょうがない」と思うんです。

広島原爆投下の8月6日、長崎原爆投下の8月9日、東京大空襲の3月10日に手を合わせる人はたくさんいますが、川崎空襲の4月15日、千葉空襲の6月10日、水戸空襲の8月1日にそういう話は聞きません。
地元やご関係者ではなんらかあると思いますが。

地域やご遺族のつながりなく、これらの日付を頭に入れてる人……あまりいないんじゃないかな。

死者10万人の東京大空襲も、死者152人の千葉空襲も、悼みは同じです。
でも、やっぱりその「扱い」は違います。

乱暴な言い方ですが、「しょうがない」んだと思います。

フランスとその他で起きたテロの扱いが違うのも、「しょうがない」……本当に乱暴な言い方ですが、そう思います。

昨年、ジブチでもテロが起きましたが、やはりというか日本ではそれほど注目もされず……。
私個人的にはとてもご縁のある国ですし、日本にとっても関係のある国のはずなんですが……まあ、やはりというかそれほどの注目も追悼もされず。
でも、「しょうがない」んだと思います。

これらの「しょうがない」は責められるものでも、強制されるものでもありません。
ただ、どんな「しょうがない」ことでも、心に留められる人が記憶し、発信することはとても価値のあることだと思います。

で、何が言いたいかというと、
「モメごとで起きたテロをどう悼むかでモメてんじゃねーよ!!」

もちろん、意見を言い合うことは大切だと思うんですが、モメちゃったら……ね。

「世界平和」に少しでも近付くために。
世界から悲しいことが少しでも減らせるように。

新たな事態が起こらないように、自分のテリトリーは自分で守る。
日本の安全は日本で守る。

これが「平和」への道と信じて、微力どころじゃない微力ですが、前見てがんばって行こうと思います。


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岡田真理・著
(文藝春秋社)


よくわかる自衛隊 (楽しい調べ学習シリーズ)



志方俊之・監修
岡田真理・文
(PHP研究所)



―岡田真理―
フリーライター。昭和52年生まれ、福岡県香春町出身。同志社大学工学部中退。平成17年、陸上自衛隊予備自衛官補(一般)に志願。50日間の教育訓練を経て、平成19年、予備自衛官に任官。現在も任用継続中。全国の陸海空自衛隊各部隊を取材し、「女子高生にも分かる国防」をモットーに執筆活動を行う。

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