■スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

■自衛隊が受ける誤解

「予備自衛官」という身分なため、私はそのことでちょいちょい周りからいじられます。

例えば食事中、あれもこれもとうわばみのようにガツガツ食べてたら「ほんとよく食べるよね~」と言われ、
「いいじゃないですかーお腹いっぱい食べたって~!」
「太るよ~。というか最近太った?」
「太ってません!!!」
「わ!岡田さんが怒った!撃たれるー!撃たないで~!」
「いや撃ちませんから!」
とか。

もちろん、みなさん冗談で言ってるんですけど。
私は予備自衛官という「キャラ」を持っているため、「銃」とか「匍匐」といった自衛隊的用語でいじられることがちょいちょいあります。

で、先日。
やはり知人と同じようなやり取りがありました。
やり取り自体は「なんか最近おもしろいことあった?」「いや別になんもないっすね~」「そんなもんだよね~」「まあ、いいんじゃないすか。ごはんがおいしければそれで」的などうしようも他愛もない会話だったんですが、唐突に知人が
「よし、じゃあ戦争するか!」
と。

「いや、戦争なんかしちゃダメですよ!」
フツーにそう返すと、キョトンとした表情でしばし私を見つめる知人。
「……戦争……しちゃダメなの?」
「当たり前じゃないですか。戦争したらいっぱいの人が死んじゃいますよ。戦争したら経済も輸送も止まっちゃうかもしれないし、そしたら石油が入って来なくなるかもしれないし、そうなったら今ここにあるお皿もテーブルも椅子も作れないし、ってか料理する燃料もなくなるし、食材だって手に入らなくなりますよ。ダメですよ戦争なんかしちゃ」

当たり前のことを当たり前に言っただけなんですが、キョトンだった知人が徐々に穏やかな笑顔になっていきました。
「そうなんだ。戦争はしちゃダメって予備自衛官もそう思ってるんだ。安心したよ」

どうやらこの知人、それまで自衛官・予備自衛官は「戦争したい!」と思ってると認識してたそうです。
いやいや。

ここ最近のコラムで安保法制関連のことを書いてたら、これまで以上にたくさんの方々が読んでくださるようになりました。
そして、たくさんのご意見を頂きました。

ご意見のほとんどは、日本のことを真剣に考えているとても建設的なもので私自身とても勉強になっているのですが、中には「おお……自衛隊って、自衛官ってそんな誤解されてんのね……」と別の意味で勉強になることもありました。

「自衛隊では洗脳を行っている」
「人殺しのくせに偽善ぶってる」
「『平和のための法案』と油断させといて戦争しようとしてる」
「自衛隊に行ったらレイプされる」
たくさんの誤解がありました。

「よし、じゃあ戦争するか!」の知人のように、ちゃんとお話ができれば伝わることもあるのかなーと思うんですが……。

誤解を受けて悲しいなぁ……と、正直に言えばそう思ってしまうんですが、でもしょうがないんですよね。
自衛隊、「よく分からない組織」ですから。

「自衛隊ってなにやってんのかよく分かんない」
しょっちゅう言われることですし、私自身もそう感じています。
国防というものは、身近でなさすぎるので、「よく分かんない」ものだと思います。
でも、「国防」が正しく機能していなければ、私たちの平和な日々はすぐに崩れてしまいます。
国防は、「身近」ではありませんが、国民全員の日々に直結することです。

この国防を、自衛隊を、少しでも誤解なく理解してもらうためには、誰かが「正しく伝える」ことをしなければなりません。
私が「誤解を受けて悲しい」のであれば、私もやれるだけのことをやらなければなりません。

私は、「女子高生にも分かる国防」「女子高生にも分かる自衛隊」をモットーに、文筆のお仕事をしています。

「関心を持ってないワケではないけど良く分からない」国防や自衛隊を、もっと分かりやすく、もっと丁寧に、たくさんの方にお伝えしたいと思っています。

今後とも、長い目で見て頂けると嬉しいです。

(今回体調不良のため、中身のないざっくりコラムですみません。あ、体調不良は病院行ってもらったお薬飲んでれば治るタイプのものなので近日中に復活します)


スポンサーサイト

■コメント

■Re:自衛隊が受ける誤解 [某組織の予備 櫨本]

お疲れ様です。
季節の変わり目、体調管理をしっかりと
気をつけてください!
+゚・。*ぉ大事m(*・ω・`)mにね☆*゚・。+

■ [まなみママ]

お身体大丈夫ですか?いつも楽しみに拝読させていただいています。
早くよくなるといいですね

■ [サスケ]

そんな誤解をする人がいますかね〜笑

まぁでも安保成立したら自衛隊の方々がどんな意思を持ってようと関係ないと思いますが… どうせアメリカの言いなりになってしまうのでしょうから。

■Re:自衛隊が受ける誤解 []

サスケさん。

これまでのコラムのコメント欄をご覧ください。
いろんな誤解をされてる方がたくさんいらっしゃいますよ。

あなたもそのおひとりのようですが。

■はじめまして [芋焼酎]

私、過去コラムの文中に書いてあった"即応予備自衛官"の立場のものです。
執筆を生業とされてるだけあって、読みごたえのあるコラムばかりですね。
自衛官という仕事がどんなものか、このコラムを見て少しでも理解を深めてくれる人が増えてくれたらと思います。
仕事と訓練を両立させる事の大変さ、よく解ります。
身体あっての仕事です、無理はしないで下さいね。

■はじめまして [猫丸団]

いつも拝見しています。「おひとりさま自衛隊」からの読者です。
自衛隊に対する誤解、歴史や法律に対する誤解、周囲の人と真面目に話すと、ゾッとするほど多いです。
20代や30代はまだ頭も柔らかく、自分で情報に接することが出来ますから、まだ救いがあります。でも、50代や60代は難しいですね。「自分の頭でものを考える」という習慣がない人も多く、「誰それが言ったから事実だ」と、理解や判断を人任せにしてしまうようです。韓流ファンのおばちゃんには、「韓国の人が言っているんだから、間違ってるわけないでしょ!」なんて方もいましたし.....。
前途は多難ですが、ネットを活用できる若い世代は、自分の頭でものを考え始めているので、以前に比べれば遙かに希望が持てるとも思います。
妙ちくりんな陽気が続きますが、ご自愛下さい。
「おひとりさま」に続く新刊もお待ちしてます。

■Re:自衛隊が受ける誤解 [素人の意見ですが]

何事も、自分の事と考える想像力が弱くなっている人が多いですね。少し考えれば、戦争にならば、まず自衛官の方々の血が流されるわけです。そのことを喜ぶ自衛官の方がいると思う。それを信じさせる、『軍人とは』と言うゆがんだ教育など・・・
現場のことを考えずに、『チャレンジ』だけ言う、どこかの経営者と、何か通じるものを考えました。
■コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

 

プロフィール

okadamari

Author:okadamari

>>質問大募集!!







岡田真理・著
(文藝春秋社)


よくわかる自衛隊 (楽しい調べ学習シリーズ)



志方俊之・監修
岡田真理・文
(PHP研究所)



―岡田真理―
フリーライター。昭和52年生まれ、福岡県香春町出身。同志社大学工学部中退。平成17年、陸上自衛隊予備自衛官補(一般)に志願。50日間の教育訓練を経て、平成19年、予備自衛官に任官。現在も任用継続中。全国の陸海空自衛隊各部隊を取材し、「女子高生にも分かる国防」をモットーに執筆活動を行う。

ブログ内検索

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

もくじ

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。