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■【質問】障害者の自衛隊志願

【質問】
岡田さんの本を見て予備自補をめざしてるんですけど、岡田さんが試験受けに行った時の服装はラフな感じだったんですか?それともスーツとかだったんですか?
自分は「軽度の知的障害者」なんですがそれでも試験を受けることが出来るんでしょうか?
これは自分の担当広報官に聞いた方が良いんでしょうか?


【回答】
はい、担当広報官さんに聞いた方が良いです。

……と冷たいにも程がある回答になってしまったのは、今これを書きながらラジオを聞いてたらカープがサヨナラ負けをしたからです。
ちきしょう。

さあ、気を取り直して心のこもった回答を。

まず、受験時の服装ですが、私はスーツを着ました。
が、志願票の写真は超ラフというか、たぶんジャージだったと思います。
詳しくは、以前のご質問
【質問】志願票の写真と試験時の服装
をご参考にどうぞ!

そして次のご質問。
「試験を受けることができるかどうか」は、募集要項を見てみましょう。
(募集要項はこちらの最後のところにあります)

これを見ると、受験資格があるのは
・日本国籍の人
・制限年齢内(一般と技能で異なります)
・自衛官経験者はそれが1年未満の人
・成年後見人、被保佐人じゃない人
・禁錮以上の刑になって執行が終わってなかったりとかうんたらかんたら(長いので資料を見てください)
・法令の懲戒免職から2年経ってない人はダメ
・政府を暴力で破壊することを主張する政党や団体を結成したり加入した人もダメ
となっています。

どれだけ読んでも、「障害者はダメ」とは書いてません!
ということは……?
受験できます!受けましょう!!

とは言え、採用されるにはまず試験に合格しなければなりません。
試験には身体検査があります。
これも募集要項に詳しく載ってますが、
・身長
・胸囲・体重
・肺活量
・視力
・色覚
・聴力
・歯
あとは慢性疾患とか感染症とか四肢関節の異常とか、開腹手術から5年以上経って後遺症がないかとか刺青とか自殺企図の既往歴とか精神疾患とかうわーよく見たらすげー細かいなこりゃ。
すみません、初めて詳しく見ました。

要は、身体検査を受けて、担当医官さんがOKを出すかどうかですね。

予備自衛官の任務では、射撃したり警戒したりということがあるので、残念ながら視覚障害者の方は不合格となってしまうと思います。
音声や武器音の判別も欠かせませんので、やはり残念ながら聴覚障害者の方も。
もちろん、程度によると思いますので「俺、いける?どっち?」な方は地本に問い合わせるかとりあえず受けてみてください。

そしていろんな装備品を扱うので、身長・体重なんかの身体的な合格基準もあります。
体を使うのでちゃんと動かせるかもチェックされます。

そして本題、ご質問の知的障害者の方。
質問者さんは軽度なんですよね?
だったら……大丈夫なんじゃね?と個人的には思います。
もちろん、障害があろうがなかろうが筆記試験、口述試験(面接)はパスしなきゃなので、そこんとこはお勉強なり練習なりちゃんとやって。

お恥ずかしながら白状すると、以前の私は知的障害者の方を誤解してました。
若い頃までに接してた知的障害者の方はみなさん、意思の疎通がなかなか大変だったので。
(と、言い訳)

が、大人になって、企業の障害者雇用で勤務されてる知的障害者の方々と接すると、全然フツーなんですよ。
「○○さんはこういう雇用だよ」と説明されて、最初は「おお、私にできるかな?」とか身構えてたんですが、実際接すると「え?すんげーフツーじゃん。ってか超有能じゃん!」って。
はい、「有能」って言葉を使うことがまず大失礼なんですけどね。
ほんとお恥ずかしい話なんですが、私はそういう認識を持っちゃってました。

が、いざ一緒にお仕事すると、めっちゃ周り見て動いてるし、重い物運ぼうとしたらさささーっと真っ先に来て手伝ってくれるのはその人だし、仕事はひとつひとつ超丁寧だし、グループで作業するときも「あ!そういうやり方もあるのか!」って目からウロコな手法を編み出してくれるし、私みたいな人間がすぐ「うわー超だりー」ってなっちゃう仕事も不平も言わずに黙々とやってるし、気配りバリバリだし、もちろん会話も一般的な雇用の人と変わらないし、冗談言ったらすかさず的確にツッコんでくれるし、んんん~?知的障害ってそもそもなに??って調べちゃったくらいでした。

これは私が勝手に思ってることで調べたりとかひとつもしてなくて、本当にただただ私が感じてることなんですが、「昔では判断されなかった人が、今は知的障害とちゃんと判断されてる」ってのもあるんじゃないかなーと。

社会福祉は昔よりも格段に手厚くなってると聞きますし、昔はそういう検査すら受けるチャンスに恵まれなかった人がたくさんいたから程度が重めの人が多かったけど、今はその辺充実してるから、バックアップ体制が万全(とはいえない部分もまだあるとは思いますが)なので、軽度の、障害を持ってない人と素人目じゃなんら変わらないような人も、福祉が支援できてるんじゃないかなーと。
これ、すごいいいことですよね。

なので、「昔だったから知的障害と判断されなかったけど、今だったら判断される人」なり、「福祉のチャンスに残念ながら恵まれなくて障害とは判断されずにいる人」とかが、自衛隊に入隊しててもおかしくないと思うんですよ。
もちろん、判断されてない人だけでなく、判断されてる人も入隊試験に合格して実際に採用されてるケースがあってもおかしくないと思うんですよ。
いや、分かりませんけど。
調べたことないですから。

自衛隊には、戦車を走らせたり艦艇を動かしたり航空機を操縦したり、そしてそれらの装備品を作ったり整備したり、隊員の食事を作ったり衣服を揃えたり洗濯したり、ってそりゃもう多種多様なお仕事があります。
ので、どんな人でも活躍できる場があるんです。
だから、私がそうと知らないだけで、障害を持ってる方が現にパキパキ働いてたりすると思うんですよ。
いや、分かりませんけど。
調べたことないですから。

んで、前述の障害者雇用の方を見てると、「自衛隊にこういう人いて欲しいな~。合いそうだけどな~」と思うんですよ。
いや、本人が入りたいかどうかがまず大前提ですけど。

気配り、状況判断、辛い仕事も不平を言わずに黙々と……これ、すげー自衛隊ではめっちゃ大事です。
まあ、自衛隊じゃなくてもどこでもそうだとは思いますが。
「こういう人材、自衛隊に欲しい!」って、関係者さんなら頷いてくれると思います。
ほんと、実際にいるんじゃないかなー。

と、つらつら書きましたが……。
予備自補、受けましょう!
試験受けて、自衛隊に判断してもらいましょう!
障害があるかどうかじゃなくて、自衛隊が採用と判断するかどうかなんですから。要は。
募集要項の受験資格にはそんなこと書いてないし。
受験資格はある!
あとは試験!

で、ふと思ったんですが……。
担当広報官さんには障害のこと言わなくてもいいかも?
言わないまま受けちゃっていいかも?

というのもですね、もし担当広報官さんが以前の私みたいに誤解しちゃってる人だったらちょっとなぁ……と……ふと思ったんですよね。
いやでもたくさんの受験者を見てる担当広報官さんだから大丈夫かな?
うーん、分かんねぇ……。
あ、広報官さんが信用できないって話じゃないんですよ。
広報官さん、何人か知ってますが、みなさん信用できる人たちだし。
ただ、万万が一を考えると……。
うーん、以前の私がそうだったからって考え過ぎかな。

結論。
「試験を受けることができるかどうか」は、「できます!」。
受けましょう!
担当広報官さんに聞くかどうかは、その方と質問者さんとの相性なりで考えてください!

うーん、最後結局投げっぱなしだなぁ。
すみません。


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プロフィール

okadamari

Author:okadamari

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岡田真理・著
(文藝春秋社)


よくわかる自衛隊 (楽しい調べ学習シリーズ)



志方俊之・監修
岡田真理・文
(PHP研究所)



―岡田真理―
フリーライター。昭和52年生まれ、福岡県香春町出身。同志社大学工学部中退。平成17年、陸上自衛隊予備自衛官補(一般)に志願。50日間の教育訓練を経て、平成19年、予備自衛官に任官。現在も任用継続中。全国の陸海空自衛隊各部隊を取材し、「女子高生にも分かる国防」をモットーに執筆活動を行う。

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