■【質問】大きな声を出す方法

【質問】
電車の待ち時間に東京駅で「いざ志願!おひとりさま自衛隊」
の本を立ち読み(後購入。)して予備自衛官に興味を持ちました。

岡田さんの本に出会う前から自衛隊に興味がありまして、
近場で創立記念行事や航空祭が開催されれば、一人でも
行っちゃうくらい好きです。
会社員の私でも予備自衛官になれる事を知って
突っ走ろうと思いました。

私は女性ですが、声が低く小さいので、
訓練中指摘を受けてしまうかと思われます。
なのでいい発声練習とかあったら教えていただきたいです。
学生の時の部活で自分ではでっっっっかい声を出していた
つもりでも「声が出ていない」と指摘を受けて、
悔しくて声が裏返るくらい(笑)必死に出したのですが、
卒業して以来叫ぶという事をしていないので、
不安になりました。


【回答】
こちらも随分前に頂いたご質問です。
回答が遅くなり、本当にすみません。

「おひとりさま自衛隊」でも書きましたが、私も大きな声を出すのは苦手でした。
というか、自衛隊の訓練で初めて、「私は大きな声を出すのが苦手である」ということを知りました。
日常生活ではそんな求められませんよね。「大きな声を出す」って。

本で書いたこととちょいとかぶりますが、自衛隊では「大きな声を出す」ということがとても大事です。
お互いの意思や状況をはっきりと伝えなければどんな任務も成り立ちませんし、自衛隊には戦車やら戦闘機やら砲やらうるさいものが多いので、それらにかき消されないように大きな大きな声を出さなければなりません。
(隠れてるときなんかは小声でヒソヒソ話ますが)

あと、単純に小さな声じゃ部隊行動ができないですしね。
小声でぼそぼそ「気を付けっ」って言っても、「え?」「なんて?」と誰も聞いてくれませんし。

なので、声が小さいと、予備自衛官補でも現職の自衛官でも、何度も指導を受けると思います。
私も「声小せぇよ!!」ってず~~~~っと怒られ続けてました。

でも心配ないですよ。
体力なんかと一緒で、訓練受けてれば大きな声を出せるようになります。

……という回答ではあまりにも不親切なので、ちょいと「大きな声を出す」コツを。
あ、あくまでも私なりの自己流です。
自己流というかなんというか。

「声が小さい」と言われたら、一生懸命声を張り上げたり、叫んだりしちゃうと思うんですよ。
私もそうでしたし。
でも、張り上げても叫んでも、「大きな声」にはならないんです。
あくまでも「小さな声を張り上げてる」「小さな声で叫んでる」って状態で。

じゃあどうすればいいか。
「声に威厳を持たせる」です。

なにを言ってるんでしょうね。
でも、私はこう考えています。

例えばですね、私も普段の生活では大きな声を出す機会というものは全くなく(というか普段の生活ででかい声出してたら周りのご迷惑ですし)、でも「さあ訓練だ。私も自衛隊の人間だ」と、駐屯地に一歩入れば大きな声が出せるようになるんです。
意識して「自衛隊的な声を出そう」とすれば、それが「大きな声」になってるんです。

「自衛隊的な声」、それが「威厳のある声」です。

別にエラそうにする必要はありません。
ってか、エラそうにしてたら周りが不愉快でしょうし。
ただ、お腹の奥底から堂々と声を響かせましょう。

相手を怖がらせなくていいんです。
自分も怖がらなくていいんです。
ただ、お腹の奥底から堂々と、自らの生命体すべてでうおるぁぁぁぁ~!!!!と声を響かせましょう。

うーん、抽象的すぎですかね。
でも、ほんとこんな感じなんです。

あと、喉から声を出すんじゃなくて、おでこから音をびびびーっと出す感じで……うーん、余計分かりにくいか。

軽く前のめりになりながら、「ふん!」お腹にと力を入れたら、おでこの辺りにくっと血が集まるような感覚があると思いますが(本当に血が集まってるのかどうかは分かりませんが)、その、「ふん!」とお腹に力を入れるのと同時に声を出す感じです。
うーん、説明すればするほと訳がわからなくなりそうな……。

あと、自分の声があまり好きじゃなかったりとか、自分の言動に自信がなかったりすると、大きな声が出せない一因になるかもしれません。

私もね~、自分の声が大嫌いだったんですよ。
今でも好きではありませんが。

でも、自衛隊の訓練で指導を受けるうちに、「自分の声どうこうよりも、大事なのは任務だ」と思うようになって、だんだんと自分の声の好き嫌いが気にならなくなって、大きな声が出せるようになりました。

自衛隊って、自分の行動が国民の生命と財産を守れるか否かに繋がったりするんですよ。
というのを自覚するようになれば、自分の声とか容姿なんてのはとてもちっぽけなもので、「自衛隊の任務には大きな声が必要なんだな。じゃあそうするしかないよな」と、お腹の奥の方に覚悟が決まり、大きな声が出せるようになりました。

いや~ほんとね、声が変とか日焼けでシミが……とかどうでもいいんですよ。
大事なのは任務。
私は自衛官といっても予備ですが、ほんと、そう思います。

ご質問を頂いた方は部活で指摘を受けたとのことですが、部活でも同じように考えてもいいかもしれません。
絶対にこの試合に勝つんだ、絶対に上達するんだ……そう思えば、より大きな声が勝手に出てくるような気がしませんか?

……と、こんな感じでご参考になりましたでしょうか。

あ、そうだそうだ。
さっき、「普段の生活では大きな声を出す機会というものは全くなく」とか書きましたが、先週横浜スタジアムでめっちゃでかい声出してたわ。

いや~しかし7連敗……いや、カープの話はやめときます。
(これを書いてる今現在、4月8日の夕方です。今日こそは連敗脱出!!!)


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■Re:【質問】大きな声を出す方法 [櫨本]

うちらが声を出せないヤツにやる方法として
普段から耳栓をさせます。
奥までしっかりじゃなく、軽~く。
人間って、聞き取りにくい環境にいると
自然と声がでかくなってきますので、
無理なくでかい声が出せるようになると思いますよ。
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プロフィール

okadamari

Author:okadamari

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岡田真理・著
(文藝春秋社)


よくわかる自衛隊 (楽しい調べ学習シリーズ)



志方俊之・監修
岡田真理・文
(PHP研究所)



―岡田真理―
フリーライター。昭和52年生まれ、福岡県香春町出身。同志社大学工学部中退。平成17年、陸上自衛隊予備自衛官補(一般)に志願。50日間の教育訓練を経て、平成19年、予備自衛官に任官。現在も任用継続中。全国の陸海空自衛隊各部隊を取材し、「女子高生にも分かる国防」をモットーに執筆活動を行う。

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