■2014年12月

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■湯治の旅 その2

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お世話になった湯治場。
こんな感じの山深いところにあります。
逆光ですみません。

お散歩してたらリスがいました。

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写真の真ん中あたり、木を登ってってるリス……分かるでしょうか?
これでも一生懸命撮りました。

リスの鳴き声を初めて聞いたんですが、「くくん!」みたいな声でした。
やたら甲高いくしゃみ的な。

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グーグルマップを見ると、この道をずっと登るとダム、そして湖が広がってるもよう。
湖はトンネルをくぐらなきゃいけなくて、ストリートビューを見る限り歩くことはできなさそうなのですが、その手前のダムは行けそうだな~、とりあえず行ってみるか、とてくてく。

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人っ子一人いないなー、車もほとんど通らないなーと思ったら、冬季通行止め。どうりで。
私が行ってた5日間に雪は降りませんでしたが、軒下や山に雪が残ってるところを見ると、岩手はもうそんな時季のようです。

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もうちょっと進むと、「動物注意」の看板が。
そりゃこんな山奥だもんな~、動物もたくさんいるよな~、この看板の動物さんはなにかな?タヌキかな?あ、これは熊かな?……熊?!?!?!?!

そういえばここは東北……。
福岡でも東京でもなく、東北……。
東北って……熊いるじゃん!!!!!!!!!

一瞬の体の硬直ののち、踵を返して猛ダッシュ。
「私、まだこんな速さで走れるんだ」と自分でもびっくりするくらいのスピードで猛ダッシュ。
走りながら、「いや、あの看板は『熊出没注意』じゃなくて『動物注意』なんだから大丈夫じゃないか?」とか、「熊だってこんな寒けりゃもう冬眠してんじゃないのか?」とか考えるんですが、恐怖で足が止まりません。
三毛別羆事件を描いた「羆嵐」(吉村昭/新潮文庫)の臨場感溢れすぎる描写ひとつひとつが次々頭に浮かんできて振り返ることもできません。

はい、ほんとビビリです。
情けないですが。

実は、7月に行った第13普通科連隊の山岳レンジャー取材で、熊が出たんですよ。
ほんの数十メートル先に。
訓練中の自衛官さんたちが
「熊だ!」
「子熊だから近くに母熊がいるんじゃないのか?」
「いや、あのくらいの大きさに育ってたらもう母熊はいないだろう」
とかざわざわしてて、私も「ひいっ!」と慄きつつ、でもこんだけ自衛官がたくさんいたら大丈夫だろ~とそのときは身の危険は感じなかったんですが、そして子熊もとっとと山に帰って行ったんですが、あの子熊の姿はしっかりと脳ミソに焼き付いてるんですよ。
子熊であんだけデカかったら、大人の熊はどんだけなんだと。

……などなど熊の恐怖で頭ん中大変なことになりながら息を切らして走っていると、ようやく人家が見えてきました。
ここまで来ればもう大丈夫だな。
ふぅ。

息を整えててくてく歩きを再開したら、坂の向こうから白い動物がダダダーっと駆け下りてきました。

うわああああああああああああああででででででででたぁ~~~!!!!!!

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あらかわいい柴ワンコ。

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首輪はありませんが、どこかの飼い犬のようです。
やたら足に絡みついてきます。

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いい子でお座りしてもなんも持ってないよ。
ごめんね。

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諦めてどこかに行きました。

さて、気を取り直して散策。

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こちらは鉛スキー場。
雪質がとても良くて、スキーヤーに人気なんだそうです。
私はスキーというか雪が大っ嫌いなので、シーズン中には絶対来ないと思います。

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バス停のベンチ。
レトロなコカ・コーラの看板が。
「飲みましょう コカ・コーラ」って、すげーコピーだなぁおい。
この時代だったら私でもコピーライターやれたのかなぁ。
それはそれで難しいのかな。

お散歩(プラス、ひとり熊騒動での冷や汗と走った汗)で冷えた身体。
しかしここには温泉がある!!

ぶへ~っと湯船に浸かってると、もう一カ月も逗留してるというおばあちゃんが話相手になってくれました。
「この辺って熊とか出るんですかね~」と、さっき歩いたルートを説明すると、
「あのあたりに熊出没注意の看板もあるんだよ。見ながったのがえ?分かりやずいように、道路に白いペンキで熊の足跡が書いてあっだよ」
だそうで……。

風呂上がりにネットで調べてみると、冬眠する12月中旬まで注意が必要とか……うおー引き返して正解だった。
危ねぇ危ねぇ。

湯治最終日、最後に朝風呂に行きました。

女湯の前からわいわいガヤガヤとおばちゃんたちの話声が聞こえ、「お、先客がいるな」とガラッとドアを開けると、一斉に私へ注がれる4人のおばちゃんたちの視線。
そして止まる時と会話。

「んん?」と思ってると、
「びっくりしたぁ~」
「私も~」
「ここ女湯だよね?って思っちゃった~」
と口々におばちゃんたち。

身長ですか……肩幅ですか……そんなに私は男っぽいですか……。
髪は肩まで届いてるんですけど、もうちょっと伸ばした方がいいですか……。

最後の朝風呂は傷心の湯でした。


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岡田真理・著
(文藝春秋社)


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志方俊之・監修
岡田真理・文
(PHP研究所)



―岡田真理―
フリーライター。昭和52年生まれ、福岡県香春町出身。同志社大学工学部中退。平成17年、陸上自衛隊予備自衛官補(一般)に志願。50日間の教育訓練を経て、平成19年、予備自衛官に任官。現在も任用継続中。全国の陸海空自衛隊各部隊を取材し、「女子高生にも分かる国防」をモットーに執筆活動を行う。

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