■2012年04月

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■沖縄戦の旅 その3

沖縄では、たくさんのことを学びました。
遺骨収集自体でも、たっくさんのことを学びましたが、なにより印象的だったのは、沖縄のひとたちです。

みなさん、ほんとに温かくてご陽気で親切で。
内地から来た、私のようなどこの馬の骨とも分からんような人間にも、「わざわざ大和の人が沖縄のために来てくれて」と、それはそれは親切にしてくださいました。

入れ替わり立ち替わり、たくさんの方が「よかったらどうぞ」と差し入れを持ってきてくれたり。
そしてそのすべてが、おかあ手作りのサーターアンダギー!
すっげー大量!

おいおいお気持ちはありがたいけどこんなに食えねぇよ……と、とりあえず1コ口にしてみたらンマ~イ!!
東京とか大阪でも、露店で売ってるサーターアンダギーを食べたことありますが、ぜんっぜん違う。
めっちゃうまい。

おかげでひとつ残らずばくばく平らげちゃいました。
普段、甘いもんあんま食べないんだけど。
ほんのりの甘さがマジでおいしくて。

んで、沖縄のひとたち、ほんとご陽気です。
宴会やれば、誰かが三味線ならして歌と踊りが始まって……ってのはテレビなんかでも知ってたんですが、これ、初めてナマで見ました。
全員スーツで出席するような正式なパーティーで。
ああいうのってカジュアルな宴会でやるもんだと思ってたんですが、人が集まればどこからともなく三味線が出てきて、歌と踊りの輪が広がって。
いやー、ほんとみなさん芸達者だ。

遺骨収集の作業場所に行く道中、バス移動のときには、現地を案内してくれた沖縄の方が沖縄戦当時のいろんな話を聞かせてくれました。
「こんな歌も覚えてますねー」と軍歌や校歌を歌ってくれたりしたんですが、やっぱりその歌にも「ア~イヤ~」「イ~ヤ~サッサ~」なんて合いの手が入り。
こんなご陽気な軍歌聞いたの初めてだよ。

今回、沖縄の方々と接して、沖縄が大好きになりました。
沖縄といえばマリンスポーツくらいのイメージしかなく、そしてマリンスポーツになんの興味もない私にとって、沖縄というのは行きたいとか好き嫌いとか思ったこともない場所だったんですが、沖縄の人たちが大好きになって、沖縄が大好きになりました。

ああ、また行きたいなぁ。

さてさて、歌なんかも飛び出した楽しいバス移動の中。
「大和の人がこうやって来て奉仕してくれてるのに、沖縄の若いもんときたら……」と、ある現地の方の視線の先には、海岸のサーファーたち。
遺骨収集をやってたすぐ近くには有名なサーフィンスポットがあって、沖縄中からサーファーたちが集まってきてるんだとか。

いやいや、沖縄の若者だって毎日お仕事とかがんばってるんだからたまにはこうやってサーフィンくらいいいんじゃないすか? 私だってえらそうに「ボランティアに来ました!」みたいにやってるけど、普段は飲んだくれてばっかだし……と思いつつ、お話を聞いてびっくりしたのが、この海岸の由来。

私はサーフィンをやったことがないのでよく分からないんですが、沖縄の海岸には、元々サーフィンに適した波はほとんどないんだそうです。
でも、この海岸にはサーファー大集合で。
なんでこの海岸だけ、サーフィンできるような波がくるのかというと、沖縄戦で受けた艦砲射撃。
海岸をぼっこぼこにえぐられて、ええ波が来るようになったんだとか。

……ふ……ふくざつだなぁ。
つーか、地形変わるくらいの艦砲射撃ってどんなだよ。
どんだけ打ち込まれたんだよ。
その中を、地元の人も兵隊さんも逃げてたと考えると……。

そんなとこでサーフィンやってんじゃねえよと思う人の気持ちも分かるし、でも平和になった今、どんな由来だろうがあるものを使いたいって思うのはそりゃそうだろうし、しかも貴重なスポットなんだろうし、でもここは……。

私には答えは出せない問答でした。

あと、今回初めて聞いた言葉。
「昭和20年、6月の終戦で……」。

え? 終戦って8月じゃないの? と一瞬思ったんですが、沖縄戦が終わったのは昭和20年の6月20日。
その後はアメリカに占領されて、本土復帰までは沖縄はアメリカで。
沖縄の人たちにとって、終戦は“日本の”終戦ではなく。
玉音放送なんかも聞けるわけもなく。

分かってたことなんだけど、「6月の終戦」という言葉を当たり前に使ってるのを聞くのは初めてで、そしてそこで一瞬戸惑いを覚えた私はやっぱ内地の人間なんだな、と。
沖縄の人から見れば、大和の人間でしかないんだな、と。

申し訳ないという気持ちを抱くのはこっちの勝手で、沖縄の人はそれを望んでるのかいないのか……。

でも、沖縄大好きです。
たくさん、たくさん行きたいです。
沖縄のひとたち、大好きなんで。


(先週、写真を撮りすぎてまとめられなくてどうのと書いたくせに、今回写真が一枚もなくてすみません。写真整理あきらめました)


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岡田真理・著
(文藝春秋社)


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志方俊之・監修
岡田真理・文
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―岡田真理―
フリーライター。昭和52年生まれ、福岡県香春町出身。同志社大学工学部中退。平成17年、陸上自衛隊予備自衛官補(一般)に志願。50日間の教育訓練を経て、平成19年、予備自衛官に任官。現在も任用継続中。全国の陸海空自衛隊各部隊を取材し、「女子高生にも分かる国防」をモットーに執筆活動を行う。

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