■名コピー

■スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

■名コピー

実家の近所に池があった。
沼と言ったほうが正解かもしれないような池。

夏にはそのへんの川にばんばん飛び込んだガキ集団だったが、しかしその池には絶対近寄らなかった。
なぜなら看板に名コピーがあったから。

「あぶない」という文字。
溺れてる女の子の絵。
「ここに はいってはいけません」という文字。
その横にはなぜかニヤニヤしたカエルの絵。

これだけだったらガキ集団は絶対この池に飛び込んでいたと思う。
そして事故が起きていたと思う。

しかし看板にはもう一文あった。


アノコハモウカエラナイ


子供心にこの一文がすげー怖かった。
所々薄れた毛筆で「アノコハモウカエラナイ」。
今になってみると「なぜこれだけカタカナなんだ」と思うが、しかしカタカナの方が恐怖心が倍増する。

怖かったのは私だけじゃなく、子供はみんなこの池を怖がっていた。
別になんの変哲もない池。
でも看板のせいでみんなこの池が怖かった。
夕暮れ時にこの池の前を通らなければいけなくなったときは猛ダッシュした。
カエルの肛門にバクチク突っ込んで火ぃ付けたり、じゃんけんで負けた子を壁際に立たせてロケット花火で狙ったり、親の原チャリを持ち出して田んぼに突っ込んで稲を台無しにしてしまったりとバカタレし放題だった近所の糞ガキ集団もこの池で悪さをすることはなかった。

この看板作った人、天才だと思う。
もし今後PTAやら子供会やらで「ここに近寄るな」系の看板を作ることがあったら是非、「アノコハモウカエラナイ」の一文を入れて欲しい。
周りの父兄に「あの奥さん変」と陰口を叩かれるかもしれないが、この一文のおかげで事後がゼロになるんだったらそんな陰口なんかやっすいもんだと思う。


スポンサーサイト

プロフィール

okadamari

Author:okadamari

>>質問大募集!!







岡田真理・著
(文藝春秋社)


よくわかる自衛隊 (楽しい調べ学習シリーズ)



志方俊之・監修
岡田真理・文
(PHP研究所)



―岡田真理―
フリーライター。昭和52年生まれ、福岡県香春町出身。同志社大学工学部中退。平成17年、陸上自衛隊予備自衛官補(一般)に志願。50日間の教育訓練を経て、平成19年、予備自衛官に任官。現在も任用継続中。全国の陸海空自衛隊各部隊を取材し、「女子高生にも分かる国防」をモットーに執筆活動を行う。

ブログ内検索

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

もくじ

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。