■韓国の旅

■韓国の旅~ハングル編

先週、韓国に行ってきました。
目的は、ヨンピョン島砲撃現場の取材。

……でしたが、大寒波の影響でヨンピョン島へ渡る船が連日出航できず、ただの観光旅行となりました。
残念。。。。
ですが、とても楽しかったです。

韓国へ行くのは初めてで、行く前は「日本人って嫌われてるんじゃなかろうか」とか、「怖い目に遭ったらどうしよう」(海外自体が2回目なので)とかいろいろ怯えていましたが、滞在中の4日間で接した韓国の方々はみなさん親切で、陽気で、とても心持ちのいい日々でした。

まあ、寒さだけは「もう二度と来ねえ!!」と思いましたが。
昼間でもマイナス13℃とかですよ。
ビルの水道管が凍ってトイレ使えないとか。
寒いの苦手です。。。。

ヨンピョン島取材はできませんでしたが、大きな収穫がありました。
ハングル文字が読めるようになりました。

日本でも、駅とかバス停とかの表示にハングルが併記されてたりしますが、以前からその表記を見て
「『ロッポンギ』はこう書くのか。あ、なんか『ロ』と『ポ』を書いてるであろうと思われる文字に同じ記号があるなー。これはきっと母音の『オ』なんだろうなー。規則性あって分かりやすそうだなー」
と思ってたりしましたが、今回、せっかくなのでちょいとお勉強してみようかとハングルの反切表(日本語でいうところの50音みたいな表)を見てみると、超規則性溢れる文字。
マジでめちゃめちゃ分かりやすい。

例えばですね、「명」という文字は、左上の「口」みたいな記号が「m」の発音で、右上の縦棒の左に横棒が二本ある記号の発音が「yo」の発音。
んで、下の「○」が「m」。
なので、「명」は「ミョン」。
「동」という文字は、上の「コ」を逆にしたようなのが「t、d」の発音で、真ん中のなべぶたみたいなのが「o」の発音。
で、下の「○」は上に書いたように「m」。
で、「명동」は「ミョンドン」となります。

こんな風に、記号の発音が分かればあらすてき。ハングルがすらすら読めちゃいます。

韓国行き前日、急に思い立って反切表をネットでプリントアウトしたんですが、それを持ってっただけですべてのハングルが読めました。
みなさん、もし韓国に行かれるときはぜひ反切表を。

まあ、ソウルとかミョンドンとかの都会はカタコト英語で通じるし、日本語ベラベラの人も多いんでハングル読めなくても別に困りませんが。
でもちょいと都心から離れるとハングルオンリーなので、読めるとかなり便利です。

まあ、読めても意味は全然分からないんですけど。

んでも地名は読めりゃあそれでOKだし、ちょいと定食屋さんに入れば「ラーメン」「サムゲタン」「キムチチゲ」なんてハングルも読めてさらさらとオーダーできちゃいます。
(発音悪くて「?」な顔は何度もされましたが。。)

「あの看板はなんて書いてるんだろう?……『アン、ナエ』か……アンナエ……アンナエ……アンナイ……あ、『案内』だ!」と案内カウンターに辿りつけたり。
言葉自体も日本語と近いのがたくさんあるから読めりゃあそんだけで分かることも。

ただ、「ヨケク」と読む文字が「旅客」と判明したときは、同じ語源だと分かりつつも素直に納得できませんでした。
「ヨケク……ヨケク……ヨカク……リョカク……。バンザイできねーよ!!」の心境でした。

ところで、「소」は「ソ」と読みます。
上の「人」みたいなのが「s」の発音で、下のなべぶたみたいなのが「o」の発音。
この「소」は「牛」という意味です。
(餃子のお店に豚餃子と牛餃子があり、その牛餃子の表記で判明)

「そうかー。牛は韓国語で『ソ』なんだな。よし、ひとつ覚えたぞ」と思っていたら、ヨンピョン島の地図にも同じ「소」の文字が。

ヨンピョン島には、大ヨンピョン島と小ヨンピョン島とがあります。
(今回の砲撃があったのは、北朝鮮に近い大ヨンピョン島)
その小ヨンピョン島の表記を見ると、「“소”ヨンピョン島」と書いてありました。

소ヨンピョン島??
牛ヨンピョン島??

なんじゃこりゃ? と思って、ミョンドンで仲良くなった日本語ベラベラのショップ店員さんにそのことを聞いてみると
「“소”は『牛』という意味もあるし、『小』という意味もあります」
とのこと。

あ、なるほど。
「소ヨンピョン島」で「小ヨンピョン島」か。

要は同音異義語なんですね。
「同じ“소”で『牛』と『小』をどうやって区別するの?」とおねえさんに聞くと、「文脈で区別しますよ」とのこと。
まあ日本語でも音だけで「はし」と聞くと「橋」だか「箸」だか分かんないし、そんなもんかな。
渡るべからずのトンチ回答は「端」で。

んでも表記で区別できないのはちょい不便だなー。
「소丼」って書いてあったら、牛丼なのか、ミニサイズの丼なのか迷いそう。
「牛肉丼」、「小サイズ丼」とか書くんかな。

そう考えると、音だけでは「しょう」だけど、書けば「小」なのか「賞」なのか「将」なのか「商」なのか区別がつく漢字は便利だなー。
韓国も漢字復活させればもっと便利になるのに。
余計なお世話か。

たった4日間ですが、ハングルをいろいろ勉強することができました。
ので、今回の韓国4日間は「せっかく行ったのに取材できなかったちきしょー!!」ではなく、「ああ、いい語学留学だった」と思うことにしています。


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■韓国の旅~地下鉄編

韓国の首都圏には、1号線~9号線の地下鉄が巡らされていて、移動はとても便利でした。
寒い時期だったので、地下鉄はとてもありがたく。
地下鉄とはいえ、ソウルからちょっと離れると地上に上がりっぱなしで、「この路線、地上の方が長いじゃん! 駅着くたんび寒い!!」てなこともありましたが。
まあ、郊外は地下掘るより地上の方が安く作れますよね。

初体験のソウル地下鉄で驚いたのは座席。
日本と同じような布張りのものもありましたが、私が乗り合わせた車両の多くは金属製(アルミ?)の椅子でした。
見た目寒々しいですが、座席の下の暖房が椅子を伝わってきてぬくぬく。
長時間座ってたら「熱っ!!」ってなるくらい。

ソウルから郊外に抜け、乗客がまばらになってきたら、手袋やマフラー、帽子なんかを椅子に並べて温めたり。
ま、周りの韓国人のみなさんはそんなことしてませんでしたが……。
おかしなことしてすんません。。マジ韓国寒すぎ……。

で、ソウル地下鉄に乗ってて驚いたもうひとつのこと。
連日早朝からの移動だったので、車内では寝てる人が多数。
その寝方が、日本人とは違うんです。

日本では、背もたれに寄っかかってぐーすかぴーとふんぞり返って寝てる人が多いですが、ソウルの人たちは寝てる間も背筋を伸ばして前のめり。
日本的車内睡眠に慣れてるこっちからすると、「そんな姿勢で首痛くないんかいな」と思ってしまうほど。

国民性の違いかなー、文化的な背景があるんかなーと考えながら私もうとうとしてると、その理由はすぐに判明しました。

滑るんです。椅子が。
金属でつるつるしてるから、背もたれに寄っかかってるとズルッて滑っちゃうんです。
なんで、滑らないように耐えるとどうしても背筋を伸ばして寝なきゃいけないんです。
国民性関係ねー。

んでも自然といい姿勢になりました。
これは日本でも導入するといいかも。
あ、やっぱしんどいからやめて。
寝るときくらい楽にしたい。。。

移動では、地下鉄、バス、タクシーを利用しましたが、韓国のみなさんは本当にパワフルでご陽気でした。
特におばちゃん。
市場で仕入れた大きな荷物をどかっとバスに積み込み、大声で運転手さんとしゃべり。
座るときもどっすん。
仁川駅で下車したかったんですけど、車内アナウンスがよく聞きとれず、景色でも判別できなくて、乗客のおばちゃんに「インチョンヤク?(仁川駅?)」と聞いたら「ヨク! インチョンヨク!!」と元気な大声で訂正しながら教えてくれたり。

陽気でパワフルでおせっかいなくらい親切な大阪のおばちゃんを思い出しました。
イメージでは、大阪のおばちゃんを更に元気100倍にした感じ。
雑っぽさとかも。

韓国人が雑なのか、日本人が几帳面すぎるのか分かりませんが、あちらのみなさん、ほんと雑ですね。
ソウル駅に貼られてる、有名企業のどでかいポスターも、ポスター自体の写真とかデザインはすごくきれいなのに、貼り方が雑。。
なんでその段差の部分、もっときれいに貼らないんだよ……切りっぱなしじゃん……日本じゃありえねー……と思うような。

結構高級な化粧品店とかでも、店員さんが客そっちのけでべらべら大声でしゃべってたり。
洋服屋さんでも、客がいるとこで堂々とごはん食べてたり。
バスの車内でもようわからん韓国の演歌的な歌が流れてたし。
おかげで車内アナウンスが聞きとれない……。

んでも、やることが雑なだけじゃなくて、人への要求も雑というかざっくりしてる感じでした。
自分があまりこだわらないから他人の行動も雑でOKだし、人との関係性に細かいことを望まない。
いいじゃん、それで。的な。

韓国の人たちを見てると、こういうギスギスしてない感じもいいなー、日本人ももっとテキトーにやりゃあいいのに、と思ったりしました。

んでも細かいとこまでを要求して、それに応えて、気配りをして……という背景があるからこその礼儀だったり便利な製品だったり清潔感だったりが実現できてるのも事実で、そういう日本的なとこも好きだし、まあどっちもいいんでしょうね。

個人的には、もっと雑に生きても許して欲しいですが。
しかし丁寧な対応や、細かいとこまで気配りされた便利な商品も欲しい。
街は清潔じゃないとやだ。
うーん、自分に甘く他人に厳しい最低な人間だなこりゃ。


■韓国の旅~日語日文学科編

もひとつ、地下鉄でのおはなし。

隣に座った大学生風の女の子。
座席に座るなりなにやら教科書的なものを開き、熱心にお勉強しています。

よく見ると、日本語のテキスト。
本には「日語日文学科」と書かれていて、どうやら日本語のお勉強をしている学生さんのようです。

「ほうほう、どんなお勉強してるんだろう」と、失礼ながら興味津々で覗いてみると……。

---------------------
アウトオブ眼中 : 眼中にない
ムカツク : 「腹が立つ」の意味
---------------------

おお……おもっきし現代語のお勉強だよ……。
こんなことまでお勉強してんのね。。。

日本人、もっとちゃんとした言葉を使わなきゃいかんよ、ほんとに最近の若者は……って公共に流通してる書籍に「うぜー」だの「寒ぃ! クソ寒ぃ!!」だのという文言を書き連ねてる私が言うことじゃないですが……。
日本人としての己を反省しつつ、学生さんのテキストを読み進めると、こんな言葉もありました。

---------------------
プリる : スチッカー写真を撮る
---------------------

「プリる」? なんすかそれ? 初耳なんですけど?!
ニッポンの若者はプリクラ撮ることを「プリる」つってんの?
「ググる」的な?

つーか「スチッカー写真」ってなんだよ。
プリクラを「ステッカー写真」と呼ぶことも突っ込みたいけど、「スチッカー」ってめちゃめちゃ誤植じゃん。
日本語の教書なのに「スチッカー」て。
「テ」と「チ」を間違うって、私ら世代からするとすげーニセモノ臭漂うんですけど。
(ビックリマンチョコのニセモノが「ロッテ」じゃなくて「ロッチ」だったので)

「プリる : スチッカー写真を撮る」のたったこれだけに、心の中であれこれ突っ込みを入れてると、学生さんはページをめくり、次の項目へ進みました。

ページタイトルは
「日本江戸時代の身分による言語や服装」。
内容は、「ござる」「やもしれぬ」「せねば」などの武士的言語の解説に始まり、「あちき」「ありんす」「ござんせん」といった花魁用語の説明まで。

いいよいいよ……。
そんな言葉分かんなくても日本で生きていけるよ……。
つーか「あちき」「ありんす」「ござんせん」なんて言葉使ってんの、今日び木久蔵さんくらいだよ……。
あ、今は木久扇さんか。

しかしよく見ると、このページには以前TBSで放送されてたドラマ「JIN -仁-」に関する記述があり、ああなるほど、現代日本人はこんな言葉使わなくてもドラマとか映画では現代でも聞く言葉なんだなあ、現代日本語が分かってもこういう言葉を知らないと、せめて「こういう言葉がある」ってことくらいは知っとかないと、ドラマもなんのこっちゃ分かんなくなるよなぁ……とちょっと納得。

んでこのページでも誤植を見つけました。

---------------------
つわもの : 兵
さぶらい : 侍
---------------------

と解説してるところに、

---------------------
もののふ : 武者
---------------------

と。
「もののふ」は「武者」じゃなくて「武士」では?
いや、同義語なんだけど。
「武者」を「もののふ」とするのはちょっと違う……。

頭の中で
「『武士』と『武者』はどう違うのか? 『武士』は身分やその人を表してて、『武者』はその人となりというか技量的なイメージを表すような気がするけど……。ああ、でも今この学生さんにその違いを尋ねられてもうまく答えられないぞ……。どうする……どうする……」
と、まずあり得ないシチュエーションに困っていると、学生さんはまたも次のページへ。

次のページは
「ヤンキー語とヤクザ語」。

……そうきたか。

内容は「メンチを切る」といったスラング言葉から、「夜露死苦」といったパラリラ語まで。
いやぁ、実に幅広い。

よく見ると、この「ヤンキー語とヤクザ語」のページタイトルに「~できれば使わないにうに注意して!」とサブタイトルが付けられてました。
ちょっと微笑ましかったです。

そして次のページは
「アキバ系オタクの特性と言葉」。

ああ、なるほど。
「萌え」ですか。

用語解説には「萌え」の他に、「萌え」の反対語の「萎え」、そして「腐女子」「布教」「イラドル」「ムニムニ」など。

「イラドル」って「イラっとくるアイドル」のことなのね。
おばちゃん、帰国して調べて初めて知ったよ。
「ムニムニ」ってのはあれかい?
感触の話でいいのかい?
ビーズクッションとかの触り心地のことでいいのかい?
分かんなすぎてなんだか熊さん八っつぁん口調になっちまったい。

このページには、まずオタクというものがどういうものなのか、といった概要説明もありました。
その中に「漫ブリッコというエロ雑誌があり……」と漫ブリッコがいかにオタク文化に対して功績を遺したかを力説している記述がありました。
なんだよその雑誌。
教科書にエロ雑誌載せんなよ。
いや、オタク文化を知るには必要なのか?

そして「オタクの特徴」なる記述も。

---------------------
・バッグといえばリュックサック
・リュックサックのなかにはエロ本が複数入っている
・好きなものにはいくらでもお金をつぎ込む
・メイドさんには萌える
・実在してそうな女の子が好き
---------------------

などなどといったことが羅列されてました。
「実在してそうな女の子が好き」の「実在してそうな」の部分が、なんだか核心を付いたというかリアルな心情というか一般人には分からない微妙な表現ぽいなーと思って羅列を読み進めていると、最後に書かれてた出典が

---------------------
 「2チャンネル」より
---------------------

2ちゃんかい!
コピペのコピペかい!
つーか、2「ちゃんねる」ってひらがなで書かないとNHK的な感じを受けるぞ!

このテキスト、日本文化の教科書としてはエライとこ突っついてんなぁ……と思ってると、次のページの「若者言葉」の項目には、「全然+肯定文」の是非を問うている記述が。

―「全然分かりません」という「全然+否定文」だけではなく、近年は「全然分かります」という「全然+肯定文」の使い方もされている。これは「若者言葉」と否定されがちだが、明治大正の文学では「全然+肯定文」の記述も多くあり、日本語としては間違ってはいないのではないか。

といった内容で、ここは私も大きく頷く。
そうなんだよ。分かってんじゃねーかこのテキスト作った人。
「全然正しいのである」とかいう言葉は明治時代は普通に使ってたんだよ。
昭和後半までその用法が廃れてただけなんだよ。
あと、ついでに言うと「果たしてそうであった」とかも同じね。
現代は「果たしてそうなのだろうか」的な用法しかないけど、明治大正の文学とかだと「果たして○○であった」「果たして○○だったのだ」なんて表現フツーにあんだよ。
ああ、思わず熱くなってしまった。

いやー、おもしろいなーこのテキスト。
一冊欲しい。

この「若者言葉」のページでは、「全然+肯定文」の他にも「気になる言葉」としてこんなのが挙げられていました。

---------------------
「~じゃないですか」
「~円からおあずかりします」
「普通にかわいい」の「普通に」
「お前のこと好きかも」の「かも」
---------------------

……この教科書書いた人、ひょっとしてNHKの「みんなでニホンGO!」見てた?
見てた? っつーかぜってー見てるなこれ。


■韓国の旅~空港編

さてさて、韓国の旅はさかのぼり、出発の成田空港。

空港では、飛行機に乗る前に手荷物検査があります。
荷物を全部機械に通して、人間は金属探知機の中をくぐり、キンコンキンコン! あれ? あ、ベルトかな? のヤツです。

で、出発の成田。
人間の金属探知機は無事OKだったんですが、手荷物で捕まりました。
「なんで? 刃物も持ってないし、パソコンもちゃんとカバンから出して別に通したんだけど?」
と思ってたら、係のおねえさんに「これは持ち込めません」と突き付けられたのは化粧品。

クレンジング、洗顔フォーム、化粧水、乳液、の4つ。

「え? ダメなんですか?」
「液体は持ち込めません。知りませんでしたか?」
「液体ってペットボトルとかでしょ?」
「化粧品もダメです」
「え? たったこれだけでもダメなんですか? じゃあどうすればいいですか?」
「今からだと預けられないので、没収です」
「え? 没収? 返してくれないんですか? 4日後に成田にまた戻るんですけど、返してくれな……」
「できません」
「……それ、没収されたらどうなるんですか?」
「破棄します」

マジで?!?!?!?!?!
その化粧品、すげー高いんだけど!!
全部で3万くらいするんだけど!!

いや、事前に知らなかった私が悪いんだけど、せめて手荷物預けカウンターに書いといてよ!!
そしたら機内持ち込みじゃなくて預けたのに!!
なんで今さら言うの!!
しかも問答無用で捨てるって!!
3万!! 3万!!

ちなみに、事前に読んだ航空会社サイトの「機内に持ち込む荷物」という注意事項の化粧品に関する表記。

-----------------------------
次のものは少量に限って機内持ち込みができます。

* 少量の個人用化粧品、1個以下のライター及びマッチ、航空会社の承認を得た医療用品目、ガス式ヘアーカーラー、医療補助器具、乾電池など
-----------------------------

「少量の」って分かりにくいわ!!
個人が使う分の化粧品なんか「少量」って思うじゃん!!
おみやげとかでごっそり買ったのが「多量」で、個人の日常使用分くらいは「少量」って思うじゃん!!

なんで誰も教えてくれないんだよ……。
海外にしょっちゅう行く人は知ってんだろうけど、海外初の初心者さんだってたくさんいるよ……。
私、前の海外は10年以上前だからそんなの知らんかったよ……。
なんでちゃんと書いてくんないんだよ……。
航空会社も、空港会社も……。

しかし、持ち込めないものは持ち込めない。
決まりなのは決まり。
ここで「弁償しろ」だの「手荷物預けカウンターの所に書いてなかった。麻薬の持ち込みは違法、というポスターは見たけど化粧品のことは書いてなかった。だからそっちの落ち度だ」だのと、このおねえさんに言ってみたところで始まらない。

ので、渋々「わかりました」と了承した。
そしたらおねえさんはバサッ!とゴミ箱に化粧品を捨てた。
そんなぞんざいに捨てるなよ……。
高ぇんだよ……。
今回の激安韓国ツアーの代金より高ぇんだよその化粧品……。
いや、捨てるのは対応として間違ってないんだけど……。
とても悲しい……。

「てめえ程度の顔にそんな高い化粧品使うなよ」と言われたら「はいすいません」としか言えないんですけどね。
んでも人間は鈍感なのに、お肌はやけに敏感なんですよ。
ずっと吹き出物に悩まされ続けてて、いろんな化粧品を試してみたり、薬局で尿素とグリセリンを買って手作りしてみたり、長年のいろ~~~んな試行錯誤を経てやっと見つけた自分に合った化粧品なんですよ。
久々におばあちゃんに会ったら「あんた、顔のブツブツ良うなったね~。良かったね~」と涙ぐまれるほど改善したんですよ。この高い化粧品で。
「高いものを没収されて捨てられた」というのもショックですが、「これからの4日間、この化粧品なしで過ごさなきゃいけない」ってのも大ショックなんですよ。
はああああああああああ。。。。。。。。。

そして韓国で過ごした4日間。
化粧品なしに過ごした4日間。
見事に荒れ放題のお肌になりました。
家に帰って即パックしました。
帰国した途端、急ぎの原稿の直しが舞い込んできて、パックしながらお仕事しました。
同じ化粧品使ってる友達に「全部捨てられた。肌ボロボロ」と泣きのメールをしたら、慌てて私の代わりに注文して発送手続き取ってくれました。
ありがとう、Nちゃん。

ちなみに帰国時。
仁川空港に向かうバスの中で、現地添乗員の韓国人のおねえさん(日本語ペラペラ)が
「液体は機内に持ち込めないので預けてくださいね。飲み物だけでなく、化粧品もです」
と親切に教えてくれました。

ああ、その言葉、成田で聞きたかった……。

そして仁川空港で手荷物検査。
「もう化粧品もなんにもないもんね。だって成田で捨てられたし!」
と半ばヤケ気味で堂々と荷物チェックを受けてたら、またもや止められてカバンを漁られました。

係のおねえさんに「これ、ダメです」と取りだされたのは、ヤクルト。
東仁川駅前の定食屋さんで、気のいい店長のおじさんがくれたヤクルト。
韓国の発音は「ヤクルトゥ」。

「あ……後で飲もうと思って入れっぱなしにしてた……」

係のおねえさんに平謝りして「捨ててください」とお願いしました。
おねえさん、汚いカバン漁らせてごめんなさい。
定食屋のおじさん、せっかくくれたのに捨てちゃってごめんなさい。

そして、搭乗口。
搭乗時間までまだ1時間ほどあったので、ソファに座って原稿書き。
パソコンを取り出そうとカバンをあけると……。

「あ、ペットボトル入ってる」

こちらも入れっぱなしにしてて忘れてたミネラルォーターのペットボトル。

なんで検査通ってんの?
めちゃめちゃ見落としてんじゃん!
これ見落とすくらいなら化粧品見落としてよ!!
いや、見落としちゃダメなんだけど!!
このペットボトルがガソリンだったらどうすんだよ!!
テロやっちゃうぞこんちきしょー!!
いや、やんないけども!!

楽しい韓国でしたが、空港はまったく楽しくない旅行でした。


プロフィール

okadamari

Author:okadamari

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岡田真理・著
(文藝春秋社)


よくわかる自衛隊 (楽しい調べ学習シリーズ)



志方俊之・監修
岡田真理・文
(PHP研究所)



―岡田真理―
フリーライター。昭和52年生まれ、福岡県香春町出身。同志社大学工学部中退。平成17年、陸上自衛隊予備自衛官補(一般)に志願。50日間の教育訓練を経て、平成19年、予備自衛官に任官。現在も任用継続中。全国の陸海空自衛隊各部隊を取材し、「女子高生にも分かる国防」をモットーに執筆活動を行う。

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