■日本唯一の機甲師団

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■日本唯一の機甲師団 その1

2月に北海道に行ってきました。

……はい、すみません随分前のお話です。
書こう書こうと思いつつ、気が付けばもう6月になってしまいました。
プロ野球も2月はキャンプ中だったのに、もう交流戦が始まっちゃいました。

で、2月の北海道。
なんでこんな寒い時期に寒い北海道までお出掛けしたかというと、もちろん自衛隊のお勉強です!

いや、あの、えーっと、ももクロちゃんのライブも行ってきたんですけど……。
ももクロちゃん、ちょうどそのころ全国ドームツアーやってて札幌ドームのライブに……。
どっちがきっかけかというとももクロちゃんだったんですけど……。

いえでもね。
以前から北海道には行きたいとこがあったんです。
お勉強したいことがあって。

それは、千歳市にある陸上自衛隊「東千歳駐屯地」。
ここには、日本唯一の部隊があるんです。
その名も、「機甲師団」!

「機甲師団」とはなんなのかというと、そのまま「機甲科」の「師団」です。
以前、
陸上自衛隊職種ランキング
http://okadamari.blog112.fc2.com/blog-category-49.html
でご紹介したように、「機甲科」は戦車と偵察の部隊。

では「師団」とはなんなのか。

陸上自衛隊には
方面隊、師団、旅団、連隊、大隊、中隊、小隊
という部隊があります。
(あと「団」「混成団」もありますが、ややこしくなるので今回これは置いときます)

このうち、「連隊」「大隊」「中隊」「小隊」は、ざっくり「隊員の人数が違う」と理解してください。
連隊>大隊>中隊>小隊
です。

例えば、東京にある第1普通科連隊には、7コの中隊があります。
同じく東京にある第1施設大隊には、4コの中隊があります。
そしてこの中隊それぞれに、数コの小隊があります。

連隊・大隊→学校
中隊→学年
小隊→クラス
と考えると分かりやすいでしょうか。

ある小学校の1年には3つのクラスがあって、それが1~6年まででひとつの「小学校」。
同じように、中隊には数コの小隊があって、その中隊が数コで「連隊」「大隊」になってるという感じです。
細かくいうと、「小学校」(連隊・大隊)ではない部隊に属す「学年」(中隊)もありますが、まあざっくりと。

では、次。「方面隊」。
「方面隊」は、日本列島を5つの区域に分けて置かれています。
北から
北部方面隊、東北方面隊、東部方面隊、中部方面隊、西部方面隊
です。

こんな感じ。


(陸海空全部載ってる地図なので見にくいですが、緑の太い線が方面隊の境界です)

で、この方面隊の中に、15コの師団・旅団があります。

北部方面隊→第2師団、第5旅団、第7師団、第11旅団
東北方面隊→第6師団、第9師団
東部方面隊→第1師団、第12旅団
中部方面隊→第3師団、第10師団、第13旅団、第14旅団
西部方面隊→第4師団、第8師団、第15旅団

という感じです。
番号がバラバラで覚えにくいですよね。
私も「北から順番に1、2、3……ってふってくれればいいのになんでこんな覚えにくいんだよもう!」といつも憤慨しています。
なので私もまだ全部は完全に覚えきれていません。
まあ、できた経緯とかでしょうがないことなので、一緒にガマンしましょう。

で、この「師団」「旅団」というヤツはなんなのかというと、「戦闘部隊がまとまった組織」です。

「師団」や「旅団」には、
・普通科(小銃など小さめの武器の部隊)のチーム
・特科(大砲を撃つ部隊)のチーム
・高射特科(大砲を飛行機やミサイルに向けて撃つ部隊)のチーム
・戦車のチーム
といったチームが数コずつあります。
で、日本が大変なことに巻き込まれたら、この師団・旅団ごとに作戦を立てて実行します。

このチームが、先ほどの連隊や大隊、中隊です。
で、師団と旅団は、このチームの数やチームにいる隊員・装備品の数が
師団>旅団
となっています。

……と、「師団とはなにか」をつらつら書いてきましたが……みなさん、なんとなーくご理解頂けましたでしょうか。

要は、
「普通科部隊や特科部隊、高射特科部隊、戦車部隊といった戦闘部隊がまとまった組織」
が師団です。

……なんですが。
今回私がお邪魔した東千歳駐屯地にある第7師団は他とはちょっと違うんです。

続きはまた来週!

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■日本唯一の機甲師団 その2

日本唯一の機甲師団 その1
http://okadamari.blog112.fc2.com/blog-entry-301.html

の続きです。

前回は、
師団とは、「普通科部隊や特科部隊、高射特科部隊、戦車部隊といった戦闘部隊がまとまった組織」
というお話をしました。

ついでにもひとつおさらいしておくと、
・普通科→小銃など小さめの武器の部隊
・特科→大砲を撃つ部隊
・高射特科→大砲を飛行機やミサイルに向けて撃つ部隊
です。

んで、「機甲科」には戦車部隊と偵察部隊があって、通常、戦車部隊と偵察部隊は独立して連隊や大隊が作られています。

現在、陸上自衛隊には9コの師団があります。
このうち8コの師団は、
・普通科部隊が3~4コ
・特科部隊が1コ
・高射特科部隊が1コ
・戦車部隊が1コ
・そのほか、施設部隊や通信部隊など
という編成です。
(各部隊の大きさはまちまちですが)

このように、通常、師団は
「普通科部隊がどーん!んで特科、高射特科、戦車もあるよ」
って感じで作られています。

が、東千歳駐屯地にある第7師団は
「戦車部隊がどーん!んで普通科、特科、高射特科もあるよ」
なんです。

こんな編成になっているのは、日本で唯一、この第7師団だけ。
ので、第7師団は「機甲師団」と呼ばれています。

ということで、機甲師団ってどんな感じなの??と2月に北海道に行ってきました。

いえね、ほんとはもっと暖かい時季に行きたかったんですよ。
というのも、寒いのが超苦手で。
気温45℃と氷点下だったら迷わず45℃を選ぶくらいの寒がりです。
50℃と氷点下だったら……うーん、これはどっちか迷うなぁ……というレベルの寒がりです。
あ、45℃とか50℃の体感はジブチ共和国に行ったときの経験だけで話してるので、別の地域だとまた考えは変わるかもしれませんが。

万万万が一予備自衛官で実働招集されるときは異常気象の激熱炎天下でも構わないので絶対に雪中じゃありませんように……。
まあ、実働招集されるような事態が起こらないことがいちばんなんですが。

ということで、東千歳駐屯地に到着。

IMGP0462.jpg

正門には「第七師団」の看板。

そして街灯の柱には
「我らここに励みて国やすらかなり」
の文字。

通勤する隊員さんたちは、毎朝「我らここに励みて国やすらかなり」を読んでから正門をくぐるワケですね。
「我らここに励みて国やすらかなり」を肝に銘じてからお仕事を始めるワケですね。

7師団、気合入ってんなぁ~と思いながら、私も正門をくぐりました。

(つづく)


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(文藝春秋社)


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志方俊之・監修
岡田真理・文
(PHP研究所)



―岡田真理―
フリーライター。昭和52年生まれ、福岡県香春町出身。同志社大学工学部中退。平成17年、陸上自衛隊予備自衛官補(一般)に志願。50日間の教育訓練を経て、平成19年、予備自衛官に任官。現在も任用継続中。全国の陸海空自衛隊各部隊を取材し、「女子高生にも分かる国防」をモットーに執筆活動を行う。

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