■世界一分かりやすい平和安全法制の解説書

■世界一分かりやすい平和安全法制の解説書

「自衛隊という名前を軍に変えるべきかどうか」シリーズ最終章の途中ですが、今回もまた別のお話です。

3月29日、平和安全法制が施行されました。
これまでにも何度か書いていますが、私は平和安全法制は今の日本に必要なものだと考えています。

近頃は、「これって戦争じゃないけど平和でもないよね」ということ(いわゆる「グレーゾーンの事態」にあたること)が増えてきました。
これまでに想定してきた「事態」では対処できないことも増え、もっといろんな「事態」を想定しなければならなくなってきました(いわゆる「切れ目のない対応」)。

そのための対処をどうするのか、そしてどう抑止するのか。
日本が「戦争に巻き込まれない」だけでなく、「平和であり続ける」にはどうすればいいのか。
「戦争にさえならなければ平和が崩れてもいい」のではなく、「戦争にもならず、平和であり続ける」ためにはどうすればいいのか。

こう考えると、平和安全法制は今の日本にとても重要なものです。

……なんですが。
平和安全法制、コレとってもややこしいんです。
いや、「平和安全法制が」というより、法制全般がややこしいんですが。

みなさん、平和安全法制を全部読みました?
平和安全法制には、1コの新法と10コの法改正の全部で11コがあるんですが、これ全部読みました?
ぜーんぶ読んでちゃーんと理解しました?

……なかなかそうはいかないですよね。
お仕事だってお勉強だって家事育児だって、やることは毎日たくさんあります。
そんなヒマはそうそうありません。

なので、手っ取り早くテレビや新聞、書籍、雑誌といったメディアによる「解説」に期待したいところなのですが……これも分かりにくい!!

あれ、私今メディアすべてにケンカ売ってる?
いや、ケンカを売るつもりはないんですけどね。
でもあえて言わせて頂きます……これまでの「解説」、ぜーんぶ分かりにくい!!

まあ、しょうがないと思うんですよ。
それらの解説を「作る」側も、平和安全法制をぎっちり勉強する時間はないでしょうし。

もちろん、完全に法制を理解していらっしゃる専門家の方の解説書もあるんですが……でもやっぱり分かりにくい!!
あ、この場合は「専門的すぎて分かりにくい」なんですが。

あー私今マジで全方面にケンカ売ってるなぁ。
本当に申し訳ございません。
いやでも、どの媒体にも限界がありますんで。
しょうがないことなので。

テレビや新聞なんかでは、「この方は平和安全法制を完全に誤解してるなぁ」というシーンも見受けられます。
まあ、これもしょうがないんですよね。
法制自体が分かりにくい上に、解説も分かりにくいので。
誤解してしまうのも無理はありません。

……と、エラソーにクダ巻きましたが、なにが言いたいかというと「じゃあ、私が作ろう」です。
エラソーに分かりにくい分かりにくい言うんだったら、「じゃあテメーが作れよ」って話ですもんね。

ということで、「世界一分かりやすい平和安全法制の解説書」連載スタートします!!

媒体は月刊誌の「MAMOR(マモル)」です。

MAMOR
http://www.fusosha.co.jp/magazines/mamor/

連載第1回目は、4月21日発売の6月号。
連載タイトルは「岡田の軽キュラム」です。

「MAMORって防衛省のオフィシャルマガジンでしょ?防衛省にとって都合のいいことばっかり書くんでしょ?」という方もおられるかもしれませんが、今回は岡田さん、防衛省にすんげー啖呵切って書いてます。
いや、別にケンカはしてないですよ。
大人ですから。

でも、「防衛省に都合のいい」ではなく、「読者のみなさんが法制を理解する」だけを向いて書いてます。
編集部にも防衛省にも「いーや、私はこう書きます!!」って我を通しまくって書いてます。
もちろん、「法制に書いてある正しい情報」は最低限ですので、そこは守ってますが。
正しい情報じゃなかったらさらに誤解を生むだけですからね。

「平和安全法制って結局なんなのよ?」な方々に、ぜひご一読頂けると嬉しいです。

……と、宣伝ついでにもいっちょ宣伝。

今回の連載は、全12回の予定です。
(今んとこ)

ので、「よし、12回全部読んでみよう」という方がいらっしゃいましたら、定期購読をお勧めします。
というのもですね、MAMOR創刊9周年記念ということで、今ちょうど「定期購読すれば電子版バックナンバーが読み放題」なんだそうです。

詳しくはこちら
http://www.fujisan.co.jp/product/1281681906/

MAMORって防衛省のオフィシャルマガジンなだけあって、取材の量も幅もハンパないんですよ。
テレビなんかじゃ絶対取り上げないような部隊とか。
「自衛隊ってよくわからないんだけど、知ってみようという気はなくはない」という方には、MAMORのバックナンバーをぜひオススメしたいです。

そして「岡田真理の文章が好きだ」という奇特過ぎる岡田真理ファンの方にも。
過去に書いたものをバックナンバーで揃えようと思ったら結構な金額になってしまうので、これまではあんまり宣伝してなかったんですが、読み放題となれば話は別です。

ので、そんな奇特過ぎる方のために、岡田自らが厳選するバックナンバーのオススメ岡田担当記事をお知らせします。

あ、ここから先は興味ない方にはまったくどうでもいい内容が続くだけです。
が、もし「岡田真理ってどんなとこ取材してんだろう?」と興味を持って頂けた方がいらっしゃいましたら、ざっくりでもぜひどうぞ。


まずは連載モノから。


〇ヨビジホになってみた。
2008年12月号(2008年10月21日発売/vol22)~2009年8月号(2009年06月20日発売/vol30)

MAMORのデビュー作です。
予備自衛官補への志願から、予備自衛官になるまでのエッセイ・ルポ。
こちらの連載に倍くらい加筆して、「いざ志願!おひとりさま自衛隊」の書籍化となりました。

ので、バックナンバーを読まなくても書籍を読んだほうが早いんですが……。
もし「連載時はどんなだったの?」と興味がありましたらぜひどうぞ。


〇「己に勝て!男を棄てるな」~密着!空挺レンジャー課程訓練の60日間
2009年9月号(2009年07月27日発売/vol31)~2010年5月号(2010年03月20日発売/vol39)

初のMAMOR取材。
が、「空挺レンジャー課程」の密着取材。
今振り返ると、「よく初めてで空挺レンジャーなんかやったなぁ」と思います。
というより、「よく空挺教育隊が取材を受け入れたなぁ」と。

「空挺」とは、ひたらくいうと「パラシュート部隊」。
の、「レンジャー」を育成する課程。
が、「空挺レンジャー課程」です。

「空挺」だの、「レンジャー」だの、おどろおどろしく感じるかもしれませんが、この連載は意外と若い女性にも人気でした。
彼らがどんな教育、訓練を経て「空挺レンジャー」になるのか、ぜひご覧ください。


〇自衛隊・海賊対処行動拠点密着取材記~ライター岡田真理がジブチ共和国からお伝えします!
2014年2月号(2013年12月21日発売/vol84)~2014年7月号(2014年05月21日発売/vol89)

タイトル長っ。
って言ったらこのタイトル考えた人に怒られるな……。
たぶん編集長だろうな……。
当時ジブチに居たんで分からないですけど。

ジブチの話はこのコラムでもいろいろ書きました(興味のある方はこちらから読み進めてください)が、一番詳しいのはこの連載です。
雑誌で記事にしたことをブログで書くワケにはいかないですからね。

現在も、自衛隊の部隊が派遣されているジブチ共和国。
どんな国なのか、そして自衛官たちはどんなお仕事をしているのか。

「自衛隊の海外派遣って実際どうなの?」と思われる方にもぜひオススメです。


では続いて、連載じゃない単発モノ。


〇Military Report「守るための執念の八分」~陸上自衛隊第4師団第1次訓練検閲
1月号 (2011年11月21日発売/vol59)

MAMORには毎号、「この部隊はどういうものか」とか「この訓練はどんなことをやるのか」をレポートした「Military Report」という10ページの企画があります。
「Military Report」、略して「ミリレポ」。

その名の通り、いつもは「レポ」の形式です。
が、このときは「実際に行われた演習を元に小説を書け」という編集長からの無茶ぶりが。

なんだよそれ……小説なんか書いたことねーよ……と泣き入りまくりだったんですが、いざ書き始めるとすいすい筆が進みました。
まあ、筆じゃなくてパソコンですが。

演習で、隊員さんたちは、本当に真剣に戦っていました。
「訓練」なのに、彼らは本当に真剣に、必死に戦っていました。
睡眠不足と疲労の蓄積した過酷な状況下で、「守るべきものを守ろう」と戦っていました。

彼らの表情、動作のひとつひとつをそのまま書いていったら、一本の小説ができあがりました。
初挑戦の小説、それも超短編ですが、結構いい評判を頂けて、私も満足いくものが書けたと思っています。


……とまだまだあるんですが、疲れたので詳しい解説はここらで終わりにします。
あとは箇条書きでざっくり。

〇高等工科学校(自衛隊の高校)の特集
〇ハイチで起きた大地震の国際緊急援助活動・ハイチPKOから見る自衛隊の海外派遣とは?
〇宝塚音楽学校の生徒さんたちが自衛隊に体験入隊
〇元・航空自衛官(現在は予備自衛官)のフルーツポンチ・亘健太郎さんにインタビュー
〇海外派遣のための教育部隊「国際活動教育隊」のミリレポ
〇幹部自衛官のための教育機関「幹部学校」とは?
〇海上自衛隊の航空機専門の整備部隊のミリレポ
〇災害派遣や海外派遣のエキスパートである第1ヘリコプター団(陸自)のミリレポ
〇女性自衛官が住んでるところってどんな感じ?
〇自衛隊が行う急患輸送
〇「山岳レンジャー」こと、第13普通科連隊のレンジャー課程のミリレポ(御嶽山噴火の災害派遣に絡んでミヤネ屋さんに出演したときのがコレです)
〇海上自衛隊のP-3C(哨戒機)クルーを養成する教育隊のミリレポ
〇海上自衛隊の海難救助部隊のミリレポ
〇各国大使館に勤務する防衛駐在官ってなによ?特集
〇滑走路で戦闘機がオーバーランするのを防ぐ部隊のミリレポ

……ああ、ざっくりとか言いながら結構書いたなぁ。
最後までお読みくださった方々、どうもありがとうございました。

他にもいろいろ書いてますので、ぜひ探して読んでみてください。
「探したけどどの号か分からない!」ってときはこちらからお気軽にどうぞ。

こんだけMAMORの宣伝したんだから、編集長のポケットマネーでお寿司くらい奢ってもらえてもいいような気がしつつ、まあ期待しないでお仕事がんばります。


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岡田真理・著
(文藝春秋社)


よくわかる自衛隊 (楽しい調べ学習シリーズ)



志方俊之・監修
岡田真理・文
(PHP研究所)



―岡田真理―
フリーライター。昭和52年生まれ、福岡県香春町出身。同志社大学工学部中退。平成17年、陸上自衛隊予備自衛官補(一般)に志願。50日間の教育訓練を経て、平成19年、予備自衛官に任官。現在も任用継続中。全国の陸海空自衛隊各部隊を取材し、「女子高生にも分かる国防」をモットーに執筆活動を行う。

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