■徴兵されないか不安なみなさんへ。

■徴兵されないか不安なみなさんへ。

「反戦」の方法
「国防」の方法
に引き続き、安保法制関連です。

今回は、「憲法9条」をテーマに書く予定でしたが、先に「徴兵」について。
(あちこちで「憲法9条」をアナウンスしてましたが、予定変更すみません)

若い時代は不安だらけです。
精神的にも弱っちゃうくらい不安だらけです。
勉強、受験、友達、家族、就職、仕事、恋愛、結婚、出産……などなど、自分の未来を考えると、不安なことがたくさん頭に浮かびます。

ただでさえ不安だらけなのに、最近は「俺、徴兵されるの?」「俺、戦争行かなきゃいけないの?」と新たな不安を抱えている若者が少なくありません。
なので、今回はそんな若いみなさんの将来の不安を、少しでも早く取り除くために、順番入れ替わってお先に徴兵について書きます。

あ、将来の不安を取り除くと言っても、もちろん私の力ではみなさんの受験とか就活までは面倒見れませんので、とりあえず「徴兵」限定で、若いみなさんに向けて書きます。

また、若い人たちだけでなく、「ウチの子は将来徴兵されちゃうの?」という心配をお持ちのお父さんお母さん、おじいちゃんおばあちゃん、そして学校の先生などなどの大人のみなさんもぜひ参考にしてください。

結論から言うと、みなさんが徴兵されることは絶対にありません。
なぜなら、「あなたたちは使い物にならないから!」です。

嫌な言い方してすみません。
でも、事実、そうなんです。

だって、みなさんは戦闘機の操縦できないでしょ?
海の向こうからミサイルが飛んできても、それを撃ち落とせないでしょ?
護衛艦でソナーを扱うことできないでしょ?
ってか「ソナー」がなんのことか分からないでしょ?

確かに、今それらのプロである自衛官も、最初はみなさんと同じく、何もできない、何も知らないただの若者でした。
でも、ひとつだけみなさんと大きく違うことがあります。
それは、「自衛官になろうと自分で志願した」ことです。
「自衛隊なんて行きたくない!」と思いながら無理やり徴兵されたわけではありません。
自ら、自分の意思で、「志願」をしたことです。

自分で入るか、無理やり入れられるか、その違いにピンと来ない人も多いかもしれません。
でも、ここなんです。
「自ら志願したかどうか」が、「使い物になるかどうか」の分かれ目なんです。

私は、ライターのお仕事をしていて、よく自衛隊に取材に行きます。
今年の5月には、千葉県にある海上自衛隊の第73航空隊というところに取材に行きました。
第73航空隊は、救難ヘリの部隊です。
ニュースなんかで、海で遭難した人をヘリに吊り上げて救助してるシーンを一度は見たことがあるかと思いますが、その救助活動をやっている部隊です。

救難ヘリには救助・救護員と呼ばれる人が乗っています。
ヘリから海に飛び込み、大荒れの波だろうが夜の暗闇だろうが、泳いでいって遭難してる人を助け、ヘリに運び、機内では救護活動をします。

この救助・救護員になるためには、最低でも5年かかります。
准看護士の資格を取り、ヘリのクルー「航空士」になるための勉強をして試験に合格、ヘリのケーブルを使って救助を行う訓練を受け、そして潜水の訓練を受け、やっと海で人の命を救う隊員になれます。
この5年の間、隊員たちは大げさでなく「死ぬ思い」で訓練をします。
救助中に自分が死んでしまうと遭難している人も死んでしまうため、死ぬか死なないかギリギリの極限状態での訓練を繰り返し、「死の恐怖」を何度も味わって、どんな過酷な状況でも「遭難している人を助けるために、自分も死なない」訓練をします。
厳しい身体検査、体力検査をくぐり抜けた隊員でも、この訓練をやり遂げられる人は限られます。

これ、みなさんにできますか?
できないですよね。
いや、できなくていいんですよ。
誰でもできることではありませんから。

なぜ、彼らがこんな厳しい訓練をやり遂げることができるのか。
それは、「志願」したからなんです。
自分で「やりたい」と思ったからなんです。
これよりは楽な仕事が世の中に山ほどあるのに、わざわざ大変な思いをしてまでも、死ぬ思いをしてまでも「人の命を救いたい」と「志願」したからなんです。
「志願」をしたから、自分で選んだから、苦しいこともやり遂げられるんです。

これ、「徴兵」で無理やりやれって言われても……できませんよね。
いや、できなくていいんですよ。
ちゃんと志願してやる人がいますから。
みなさんの命を守るために、志願してる人がいますから。

「ヘリとか戦闘機とか戦車とか護衛艦とか、そういう特殊なのは無理だけど、できる任務もあるはず。徴兵された人でもそういうのをやらされるかもしれない」
そういう意見もあると思います。
そして、そんなときに出てきがちなのが「歩兵」。
「歩兵なら無理やりやらされそう。最前線で銃持って突撃して敵の盾になるとかだったら、無理やりでもやらされそう。歩兵って戦闘機も戦車も大砲も使わないから、使うのは銃だけだから、そういうのやらされるんじゃないだろうか」

そういう人にはこう言います。
「お前に歩兵が務まるかボケぇ!!」
すみません、取り乱しました。

「歩兵」って字面だけだと誰にでもできそうな雰囲気ありますよね。
気持ちは分かります。
「歩く兵」だし。

自衛隊では、「歩兵」のことを「普通科隊員」と呼んでいます。
「普通科」なんて書いてるから、余計に誰にでもできそうな感じがしますが、まったくもって「普通」ではありません。

「歩兵」の字面通り、普通科隊員は「歩く兵」です。
現代では車にも乗りますが、基本は「身ひとつ」です。

想像してください。
戦場に、「身ひとつ」。
システムやネットワークを使った現代の最新兵器だらけの中、戦闘機がギャンギャン飛び交って、戦車がゴーゴーやってきて、大砲がチュドーン!ガガガガガドォォォ~ン!とか降り注ぐ中、原始的な「身ひとつ」。
こんな状況で戦闘できる人。
任務を確実に遂行できる人。
それが普通科隊員。

なので、普通科隊員はめっちゃ身体能力が高いです。
身体能力が高くないと務まりません。
最新鋭の武器の中、自分の身体を「武器」にして戦うんです。
最新鋭の武器の操作を覚えるよりも、自分の身体を「武器」として使えるくらい鍛え上げる方がよっぽど無理です。

そこのあなた、腕立て伏せ何回できますか?
3kmを何分で走れますか?
懸垂何回できますか?
20キロの荷物背負って何日も歩き続けて戦えますか?
あ、舗装されたきれいな道路じゃないですよ。
雨でぐっちょぐちょの崖だらけの山の中ですよ。
無理でしょ?

みなさんのお家の近くにも、普通科隊員がいる駐屯地があると思います。
ウィキペディアとかで駐屯地の名前を検索して、駐屯部隊に「第○○普通科連隊」って載ってたら、そこに普通科隊員がいます。

駐屯地では、年に1回はイベントが開催されていて、駐屯地の中に入ることができます。
機会があったら実際に行って、彼らの顔や体つきをジロジロ見てみてください。
たぶん2秒もあれば、「あ、俺無理だ」と分かると思います。

もし、「俺、めっちゃスポーツやってるし、身体能力も高いし、だったら俺は徴兵される?!」と心配になったら、
「自分で志願した人じゃないと務まらない」
の言葉を思い出してください。

というか、めっちゃスポーツやってる人なら分かりますよね?
やる気がないと上達しない、無理やりやらされてもなにもできないまま、ってのは。

まあ、個人的には、身体能力が高い人にはぜひ自衛隊という進路を考えて欲しい……とは思いますが、でもほんと、「やりたい!」と思わなかったらそんな道選ばなくていいですからね。
自分がしんどいだけですから。

そしてこの「しんどい」はあなただけではなく、自衛隊も同じです。
やる気のない人に来られたら、自衛隊だってしんどいです。
「しんどい」なんてもんじゃないです。
自衛隊では、実際の戦闘や災害派遣だけじゃなく、訓練でも命が掛かってます。
そんなとこで、やる気のない人にうろちょろされたら……「お願いですからお引き取り下さい」です。
「こっちが死ぬから帰ってくれ!!」と言います。私なら。
やる気のない人が無理やり銃を持たされて自分の周りをうろちょろしてる……嫌でしょ。誰だって。怖すぎるわ。

戦闘は、プロにしかできません。
「戦争」というと、なんだか死にに行くだけの罰ゲーム的なイメージを持ってしまってる人もいるかと思いますが、戦闘は特別な訓練をバキバキに積んだ、プロにしかやれないことです。
戦闘は、「やりたくないから押し付け合ってハズレくじ引いた人がやるもの」ではありません。
自らその道を選び、訓練に訓練を重ねているプロにしかやれないことです。
みなさんの出る幕じゃありません。

野球だってサッカーだって、オリンピックやWBC、ワールドカップなんかの大会には、選ばれた人しか出場できませんよね?
無理やり徴集した人でチーム作っても勝てるわけありませんよね?
勝ちたいから、勝てる人を選びますよね?
自らその道を選んで、日々厳しい練習を積んだプロしか出場できませんよね?

戦闘も同じです。
志願をし、採用試験に合格し、何年も勉強して資格取ったり訓練やったりして、そしてさらに日々訓練を積んでいるプロにしかできないことです。
やる気のないド素人を戦場に連れてったら、なんの任務も遂行できません。
「あら、任務失敗しちゃった。エヘ」で済むならそれでもいいんですが、「自衛隊の任務失敗=日本がすっげーヤバい」ですから。
死にたいだけの組織だったら徴兵でもなんでもすればいいですが、「日本を守る」ための組織ですから。
絶対に失敗できないんです。
絶対に確実に任務を遂行しなきゃいけないんです。
だから、やる気のない、プロでもない人を徴兵することは絶対にあり得ません。

あなたが戦闘のプロじゃないのに「俺、徴兵されたらどうしよう」という心配は、野球経験がひとつもないのに「俺、巨人にドラフト1位指名されたらどうしよう」という心配くらい御無用です。
どうか、安心してください。

そして、戦争というとどうしても先の大戦の時代をイメージしてしまって、そこから「戦争になったら徴兵されるの?」と心配する人もいますが、それも御無用です。
法制も武器も、時代が違いすぎます。
「戦争になったら鎧兜着けなきゃだから髪型はチョンマゲにしないといけないの?」ってくらい時代錯誤です。
腰に刀を差してる武士に「銃刀法違反だ!」ってくらい時代錯誤です。
いや、これは違うか。
まあいいや。
そのくらい、現代と過去は違うよってことで。

そしてもうひとつ。
「自衛隊に志願する人がいなくなったら、徴兵することになるんじゃないの?」
「戦争になったら、今いる自衛官がたくさん辞めちゃうんじゃないの?」
という不安。

こちらも、安心してください。

みなさんが生まれる前の、昭和から平成ヒトケタくらいの時代。
自衛隊はたくさんの人からけちょんけちょんに言われていました。
今では信じられない人もいるかもしれませんが、当時の自衛隊は世間から冷たい目で見られていました。

「自衛隊は人殺しだ!」と言う人がたくさんいました。
自衛官に面と向かって指さして「お前は人殺しだ!」という人もいました。
自衛官のお父さんやお母さんがいる子供は、先生から「あなたの親は人殺しなんだよ」と言われることもありました。
防衛大学校の学生は、有名な小説家から「恥辱だ」と言われました。
自衛官が制服を着て街を歩いていたら、石を投げつけられました。
自衛隊に勤務しながら夜間大学に通っている隊員が、他の学生から「自衛隊は来るな!」と門を通してもらえないこともありました。
「お仕事は?」と聞かれて「自衛官です」と答えるとどんな目に遭うか分からないので、自分の職業すら隠していた人もいました。
景気が良かった時代なので、「自衛隊なんてクソみたいな給料で働くのはバカだけだ」と言う人もたくさんいました。
自衛隊は「バカにしていい存在」という風潮がありました。

あの当時、自衛隊は戦場に行くことはありませんでしたが、体は傷つかなくとも心は酷く傷つけられていました。
心の傷がどんなに辛いものかは、若いみなさんも良く知っていると思います。

でも、当時の彼らは立派に日本を守っていました。
隠さなければならないほどの「自衛官」という立場に誇りを持ち、黙々と国防任務を遂行していました。
人殺し呼ばわりされながらも、泥だらけ汗まみれになって、訓練を続けていました。

もちろん、途中で辞めた人もいます。
自衛官という立場にモヤモヤしたものを抱えながらも、家族を養うために辞めなかったという人もいたでしょう。

こんな言われようなので、志願者は今ほど多くありませんでしたが、でも、世間からどう見られようと自衛官という道を選ぶ若者がたくさんいました。
街で、募集担当の人から「君、いい体してるね」なんて肩を叩かれて、国を守るという覚悟が固まらないままなんとなく入隊した人もいましたが、訓練を続けながら腹をくくり、自衛官を全うしました。

だから、自衛隊はこれまで立派に存続し続けてきました。
そして、長い間光の当らない場所で寡黙に任務を遂行し、訓練を続けた自衛隊という存在は、やっと最近世間で認められるようになりました。

これは、最近の自衛官だけが頑張っているからではありません。
世間から冷遇されていた時代にも、志願者がいたからです。
自ら志願し、日本を守るという道を選んだ人がずっと頑張り続けていたからです。

「戦争なんか行きたくない」
「自衛隊なんか入りたくない」
私の感覚では、こういう声は当時の方が今よりも断然大きかったと思います。
「戦争なんか行きたくない」「自衛隊なんか入りたくない」
というよりも、
「戦争なんか誰が行くかバーカ」「自衛隊なんか誰が入るかバーカ」
的な、今よりも酷い感じだったような……。

でも、徴兵なんてあり得ませんでした。
あんな時代でも。

どんな時代の、どんな状況でも、志ある人はいます。
そしてその数は決して少なくありません。

私は、ライターというお仕事をしながら、陸上自衛隊の予備自衛官をやっています。
予備自衛官というのは、普段は学生や会社員、主婦なんかをしながら、年に5日~20日間の訓練を受け、いざ災害だ戦争だとなったら招集される人たちのことです。
予備自衛官も、自衛官と同じく志願制です。

自衛隊には、自衛官、予備自衛官ともうひとつ「即応予備自衛官」という人たちもいます。
即応予備自衛官ももちろん、志願制です。

第二次大戦の映画やドラマで、ある日突然、フツーに生きてるお父ちゃんの元へ「赤紙(召集令状)」が届いて戦地へ行く……というシーン、一度は見たことがあるかと思います。
現代では、その「赤紙」が届くのが、予備自衛官と即応予備自衛官です。
現代では、災害や戦争で招集されるのは予備自衛官と即応予備自衛官だけです。
みなさんには「赤紙」は届きませんので安心してください。

私は2005年に、予備自衛官補(予備自衛官になるための訓練生)に志願しました。
志がどうとか、やる気がどうとか、エラソーなことを書いている私ですが、実は「日本を守る」ということを心に決めて志願したわけではありません。
ある日、酔っぱらった勢いでネットから資料請求をポチってノリで志願票を提出してしまい、そしたらなぜか試験に合格してしまい(面接受けはいいんです、私。体格もいいし。あと筆記試験の数学は満点の自信ありました)、そしてなーんにも考えずに自衛隊で訓練を受けることになりました。

訓練はもちろん、しんどかったです。
しんどくて辞める人もいましたし、私も辞めようと思えばいつでも辞めることはできました。

でも、なんか嬉しかったんです。
「私は日本を守る一員になってるんだ」ってことが。
「日本を守る自衛隊の一員なんだ」ってことが。

訓練はしんどいから、「なんでこんなことをやるんだろう」と考えます。
「なんでこんな重い銃を持って走るんだろう。なんでホフクして泥水に倒れ込まなきゃいけないんだろう」と。
そして、初めて「国を守る」ということを考えました。

「私は国を守るためにこんな訓練をしなきゃいけないのか。だったら私が国を守らなきゃこんな訓練もしなくていいんだな。国を守るのは自衛官たちに任せれば、私はこんな訓練をやらなくてもいいんだな」

でも、私は「やりたい」と思いました。
自分が、「日本を守る一員でありたい」と思いました。
そしたら嬉しくなって、訓練にもやる気がもりもり出てきて、いろんな技術を習得できました。
重い銃も、ひょいっと持てるようになりました。
射撃だって結構上手くなりました。

そして、今も予備自衛官として訓練を続け、万万が一のために備えています。

日本が戦争に巻き込まれることになったら、私も招集されるかもしれません。
戦場に行くことがあるかもしれません。
死ぬかもしれません。

もちろん、怖くないと言えば嘘になります。
死ぬことは怖いです。
当たり前です。
小銃でも撃たれれば腕くらい吹っ飛びます。
砲弾に当たれば、体は四散します。
寝食を共にした仲間が目の前でゴミクズみたいになって死んで、悲しみと恐怖の中で苦しみながら私も死んでいくかもしれません。
ちょっと考えただけでも気が遠くなりそうなくらいすっげーーーーー怖いです。

でも、死の恐怖に負けていたら、日本を守ることはできません。
私は日本が大好きですし、日本に大好きな人がたくさんいます。
桜も好きです。お寿司も好きです。ラーメンも好きです。
あとカープとももクロも大好きです。
この日本には、大好きなものがたくさんありすぎます。
守りたいものがたくさんあります。

私ひとりの力はとても小さくて、大好きな日本のためになにかやれることがあるのか……分かりません。
でも、この日本を守っている、自衛隊という組織の一員であり続けたいです。

「戦争なんて行きたくない。自衛隊なんてもう嫌だ」
そう思えば、いつでも辞めることができます。
でも、続けています。
実はこれまでに、何度か考えたことはありました。
訓練と仕事の両立が大変で、収入やそのための体調を維持するのが辛く、「もう続けるのは無理なのかな」と思ったことが何度かありました。

でも、やっぱり私は自衛隊の一員でいたいです。
大好きな日本のために、なにかお役に立てることがあるのなら、その道を選びたいです。
だから、もし日本が戦争に巻き込まれたら、またそんな事態にならないように、日本を守る側の人間でありたいと思っています。

私だけじゃなく、他の予備自衛官や即応予備自衛官、自衛官だって……と言いたいところですが……彼ら、彼女らの思いは私からは伝えないでおきます。
今のこの状況で、「どこの誰が何を言った」となると、ややこしいことになりかねませんから。
私の責任で私が言えることは、私の思いだけです。

ただ、ひとつ言えることは、仲間の予備自衛官、即応予備自衛官、自衛官たちはみんな頼もしく、素晴らしい人たちです。
彼ら、彼女らが日本を守っていると思うと、私は一国民として、日々をとても安心した気持ちで過ごすことができます。
「戦争になったら辞める」なんて言ってる人が周りにいたら、私は安心して日々を過ごすことができません。
……という私の思いから、「彼ら、彼女らの思い」を想像してもらえると嬉しいです。

「戦争になったら辞める」なんて人は、もうとっくに自衛隊を辞めてると思いますよ。
そんなんじゃ続けられないですから。自衛官。

もちろん、私は自衛官、即応予備自衛官、予備自衛官の全員と顔見知りなワケではないので、そうじゃない人もいるかもしれません。
でも、私そこそこ自衛隊じゃ顔広いですよ。たぶん。
私のこの「安心感」から察してください。

……と、こんな感じでみなさんの不安は少しは解消されましたでしょうか?

文中で、「自衛官はすごいんだ!お前らなんかフーン!」みたいな表現が多々ありましたが、これはもちろん「戦闘」という分野に限ったお話です。
「あんたらじゃ使いもんにならん!」とか言っちゃいましたが、これはもちろん「戦闘」という分野に限ったお話です。

みなさんには、みなさんそれぞれの能力があり、生きる道があります。
徴兵なんてされません。
どうか、「日本には日本を守る専門のプロがいる」ことに安心して、みなさんの日々を過ごしてください。

そしてみなさんもぜひ、それぞれの道の「プロ」を目指してください。
美味しいごはんを作ってくれる人。
鉄道を安全に運航してくれる人。
建物を作ってくれる人。
楽しいサービスを提供してくれる人。
みなさんそれぞれがそれぞれの分野の「プロ」になってくれることで、みんなが幸せに暮らすことができます。
「日本を守る専門のプロ」の人たちも、幸せに暮らすことができ、日本を守ることに集中できます。

若いみなさんには、たくさんの「不安」があると思いますが、「徴兵」の不安は捨ててください。
「徴兵」なんて有り得ないものの心配に、みなさんの大事な時間を使わないでください。

あと、最後にもうひとつ。
「若い」みなさんには将来の不安はたくさんあると思うけど、「大人」の時期も結構楽しいよ!
光目指して突っ走れ!!




7月31日15:15追記。

このブログは毎週金曜日更新です。
こちらの次、

【質問】大戦中の日本や現代の他国のように、今の日本が徴兵をすることはないの?
http://okadamari.blog112.fc2.com/blog-entry-255.html

をアップしましたので、お時間がございましたらぜひご覧ください。


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―岡田真理―
フリーライター。昭和52年生まれ、福岡県香春町出身。同志社大学工学部中退。平成17年、陸上自衛隊予備自衛官補(一般)に志願。50日間の教育訓練を経て、平成19年、予備自衛官に任官。現在も任用継続中。全国の陸海空自衛隊各部隊を取材し、「女子高生にも分かる国防」をモットーに執筆活動を行う。

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