■【質問】なぜ陸上自衛隊、海上自衛隊に飛行機とヘリコプターがあるの?

■【質問】なぜ陸上自衛隊、海上自衛隊に飛行機とヘリコプターがあるの?

【質問】
毎週楽しみに見させていただいています。

我が家の小学校2年生の息子は自衛隊が大好きです。
息子は陸、海、空のだいたいの違いは分かっているのですが、「飛行機やヘリコプターは空を飛ぶものなのに、なぜ陸上自衛隊、海上自衛隊に飛行機とヘリコプターがあるの?」と疑問に思っています。

息子の質問に回答していただけないでしょうか。
よろしくお願い致します。


【回答】
陸にあるもの(トラックや戦車)は陸上自衛隊のもの、
海にあるもの(護衛艦や潜水艦)は海上自衛隊のもの、
空にあるもの(飛行機やヘリコプター)は航空自衛隊のもの、

……と考えるより、陸海空それぞれの任務から考えた方が分かりやすいかなーと思います。
いや、「任務」つったら2年生には余計分かりにくいか……うーん、難しい。

えーっと
陸上自衛隊のお仕事は「日本の土地を守ること」、
海上自衛隊のお仕事は「日本の海を守ること」、
航空自衛隊のお仕事は「日本の空を守ること」、
と、とりあえずざっくり理解してください。

まず、日本の海を守る、海上自衛隊。
「怪しい船はいないかな?」と護衛艦などで海を見回っていますが(見回ることを「警戒監視」といいます)、船の上から見るだけじゃなくて、空からも海を見るとより広く、たくさん見回れますよね?

というわけで、海上自衛隊には「哨戒ヘリコプター」というものがあります。
護衛艦に「飛行甲板」というヘリコプターの駐車場みたいなところがあって、海を走っている護衛艦から哨戒ヘリコプターがぴゅーっと飛んで行ったりします。

ヘリコプターよりも飛行機の方が早く飛べるので、「哨戒機」という飛行機もあります。
これは基地の滑走路から飛び立ちます。

また、海で遭難した人を救助する「救難飛行艇」という飛行機もあります。
この救難飛行艇は、船と飛行機を合体させたような形で、海の上に着陸(着水)したり、海の上から直接離陸(離水)することもできます。

海の上を走るのは船ですが、海を守るために、海上自衛隊も飛行機やヘリコプターを使っています。

そして、日本の土地を守る、陸上自衛隊。
こちらも、海上自衛隊と同じように、より広く、たくさん見回れるように飛行機やヘリコプターを使っています。
飛行機だと「連絡偵察機」、ヘリコプターだと「観測ヘリコプター」「多用途ヘリコプター」と呼ばれている機が、上空を飛んで見回っています。

また、人や物を運ぶためのヘリコプターもあります。
これは「輸送ヘリコプター」と呼ばれていて、とても大きく、たくさんの人が乗れます。
バイクや車も載せて運べます。
中に載せずに、車や砲を吊り上げて飛ぶこともできます。

人を運ぶものには、「特別輸送ヘリコプター」というものもあります。
これは、国賓(日本や海外の偉い人)などが乗るための特別なヘリコプターです。

そして、「戦闘ヘリコプター」「対戦車ヘリコプター」というものもあります。
これは、ロケット弾やミサイルで空から攻撃するためのものです。

ちなみに、自衛隊では飛行機のことを「固定翼機」、ヘリコプターのことを「回転翼機」と呼んでいます。
ヘリコプターは翼(プロペラ)が回っている(回転している)から「回転翼」、飛行機は翼が回転していない(固定されている)から「固定翼」と覚えてください。

さー、こんな回答で納得してもらえますでしょうか。

なるべくお子さんでも分かるような言葉を使ったつもりですが、細かいところはすみませんが解説してあげてください。
そして漢字のことをすっかり忘れていました。
お父さんお母さん、お手数ですがプリントアウトして仮名振ってください。


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プロフィール

okadamari

Author:okadamari

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岡田真理・著
(文藝春秋社)


よくわかる自衛隊 (楽しい調べ学習シリーズ)



志方俊之・監修
岡田真理・文
(PHP研究所)



―岡田真理―
フリーライター。昭和52年生まれ、福岡県香春町出身。同志社大学工学部中退。平成17年、陸上自衛隊予備自衛官補(一般)に志願。50日間の教育訓練を経て、平成19年、予備自衛官に任官。現在も任用継続中。全国の陸海空自衛隊各部隊を取材し、「女子高生にも分かる国防」をモットーに執筆活動を行う。

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