■吉村昭・著『三陸海岸大津波』

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■吉村昭・著『三陸海岸大津波』

「津波は、時勢が変ってもなくならない、必ず今後も襲ってくる。しかし、今の人たちは色々な方法で十分警戒しているから、死ぬ人はめったにいないと思う」

明治から昭和にかけての、三陸で起きた津波とその被害を綿密に取材し、克明に描いた『三陸海岸大津波』(吉村昭・著)。
明治29年の大津波以来、昭和8年の大津波、昭和35年のチリ地震津波、昭和43年の十勝沖地震津波など、多くの津波を経験した老人のこの言葉で、物語は締めくくられています。

今回の地震で、大津波警報を発するテレビを見ているときは、私も不安な気持ちでいっぱいでしたが、この本が頭にあったので、津波による死者は出ないもの、もし出ても少数だと思っていました。
もちろん、土地は大きな被害は受けてしまうとは思いましたが、大きな防波堤や避難訓練などの住民の対策で、死者はごく少数だと思っていました。

しかし、テレビから流れる映像はそんなものではありませんでした。
あっけなく押し流される建物。
避難中の車を木の葉のように押し流す海水。
一瞬で飲みこまれる広大な地。

「これまでになかった、想像もできなかったような大変なことが起きている」
素人の私にも、はっきりと分かりました。

歴史から学ぶために、多くの著作を遺した吉村昭氏。
今、この被害を吉村氏が見たらなにを感じるのだろう、そしてなにを書くのだろう、と氏の死を改めて残念に思います。

被災地の復興を、そして被災者の安心を、心より願っています。
自衛隊のみなさん、よろしくお願いします。


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okadamari

Author:okadamari

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岡田真理・著
(文藝春秋社)


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志方俊之・監修
岡田真理・文
(PHP研究所)



―岡田真理―
フリーライター。昭和52年生まれ、福岡県香春町出身。同志社大学工学部中退。平成17年、陸上自衛隊予備自衛官補(一般)に志願。50日間の教育訓練を経て、平成19年、予備自衛官に任官。現在も任用継続中。全国の陸海空自衛隊各部隊を取材し、「女子高生にも分かる国防」をモットーに執筆活動を行う。

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