■【質問】 「空飛ぶ広報室」の感想は?

■【質問】 「空飛ぶ広報室」の感想は?

【質問】
航空自衛隊のドラマ「空飛ぶ広報室」が始まりましたね。
岡田真理さんは見られましたか。
見ていておかしいところ、辻褄のおかしいことはどこに思いましたか。
感想や見どころを教えてください。


【回答】
「空飛ぶ広報室」第1回、とても楽しく拝見しました。
現場の隊員さんが、意外とたくさんエキストラ出演されていてびっくりしました。
そしてみなさん演技が上手!
本当にお疲れさまです。

そして防衛省・航空自衛隊もどえらいことの撮影協力をしていて(空自が舞台のドラマなので当たり前といえば当たり前ですが)、リアル「空飛ぶ広報室」の空幕広報室の皆さまも本当にお疲れさまです。
ドラマのストーリーにもありましたが、本当にいいお仕事をされていますよね。

見てておかしいところ、つじつまが……は、まあフィクションだったらないわけがないのですが、みっちり取材の有川浩さん原作なので、私はそれほど突飛なストーリーや設定だとは思いませんでした。
まあ登場人物のキャラは……あれくらい立ってないと物語としておもしろくないですしね。
でも、あのドラマの登場人物に負けないくらいにキャラが立ってる自衛官さんも実際におられますし(あんなにわっしょいの「遊び」の時間があるかどうかは別として)、すごくいいドラマだと思います。

空幕広報室や、防衛省内のシーンでは、「お、これはホンモノ使って撮影してるな。お、これはセットだな」と知ってりゃ違いも気になりましたが、セットも実際の空幕広報室をよく見てるな~と感心するくらいによくできていて(カレンダーの配置とか)、ドラマ班の方もよく取材されてると思います。
(打ち合わせスペースの場所は違いますが、まあストーリー上はあの位置にあったほうがいいですよね)

あと、自衛隊が舞台のドラマや映画では、よく「役者の髪が長い。自衛官はあんなに髪は長くない」と言われがちなんですが、そのへんも気にならなかったです。
(まあちょっと長めかな? と思いますが、部隊勤務じゃないですしね。でも片山1尉の前髪は自衛官にはない長さかな……とか言うと姑臭いですね)
空井2尉の髪型が、パイロット時代はビシッとセットされてたのに、茫然自失の広報官時代ではちょっとだらしない感じになってたりという演出も素晴らしいと思います。

しかし「髪型」でとても気になったことがひとつ。
空幕広報室のシーンで、ストーリーにはまったく関わらなくて、セリフや役名はないけど、画面に写って仕事してる「一、広報室勤務の航空自衛官」に、スキンヘッドの人がいたんですよね……。

これ……実在の人をモデルにしてますよね……? ね、ドラマ班さん。
これ、実際の空幕広報室のあの広報官・A3佐をモデルにしてますよね?
絶対そうですよね?
ドラマ撮影の空幕広報室(実際の)の窓口がおそらくA3佐で……で、モデルにして楽しんでますよね?
顔もちょっと似てる役者さんをキャスティングしてスキンヘッドで登場させてますよね? 絶対。

……と、思うんですがどうでしょう。

真相は分かりませんが、ぜひみなさんの目でも確かめてみてください。
月刊MAMOR7月号(5月21日発売)で、リアル空幕広報室の特集やりますんで。
スキンヘッドのA3佐の写真もいくつか載る予定です。

ドラマ「空飛ぶ広報室」、そして月刊MAMOR7月号(5月21日発売)を要チェック!!
私もドラマの続きを楽しみにしています。


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■モテる自衛隊!

TBSドラマ「空飛ぶ広報室」、第4話は痛恨の録画ミス。
あーあ。防大見たかったなぁ。

でも第5話はちゃんと撮れてました。
先日お世話になった入間基地広報さんがめちゃめちゃエキストラ出演されてて笑いました。
笑うシーンじゃないんですけど。
見知ったとこがあると、なかなかストーリーに集中できず……。

そしていつもお世話になってる別に空飛ばない広報室……というよりあそこは「広報課」か、の方がエキストラ出演されてると聞いて、でもどこ見てもそれらしい人はいなくて、どのシーンでどんな風なことをやってたのかも聞いて再度見たものの……分からん!!
「たぶん、あの人影かな?」というのはかろうじて分かりましたが……。

しかし広報さんだけじゃなく、ほんとたくさんの自衛官さん出演されてますね~。
お忙しい中で大変だったでしょうけど、いい記念&いい経験として今後に活用できたら。

ストーリーも徐々に恋愛要素が深くなってきて、飲みながら見てたら「うおーちきしょー私も恋してぇなぁ!」とかうっかりクダ巻き始めてしまいそうです。
視聴者をこんな気分にさせるって、ほんといいドラマですね。

以前から、自衛隊広報のはじっこを担ってる身として、常々願ってることがありました。

「自衛官をモテる職業に!!」

……とか言うと目的トチ狂ってそうですが。
でも、組織や人が「世に理解をされる」ということの、一番の分かりやすい結果が「モテる」だと思うんです。
組織や人がモテモテになったときは、それらがちゃんと理解されてるってことだと思うんです。

まあ、中には「誤解」も含まれることもあるかもしれませんが。
でも、少なくとも、長いこと世にそっぽ向かれてた自衛隊にとっては、「モテる」というのはとてもいい目に見える「理解」の結果だと思うんです。

「海猿」がぶいぶい言わせてたとき、女子友たちが
「こないだ海猿合コンやったんだよ~」
「えー! いいなー!!」
とか海保さんとの合コン話にきゃいきゃい話を咲かせてたときは、正直悔しかったんです。
「海保がなんぼのもんじゃい! 自衛隊だってなぁ!」と。
いや、海保さんも「モテる」になるべき是非モンな方々なんですが。
でも、あの当時は海保官と自衛官との扱いの落差が悲しかったんです。

そして時は過ぎ。
絶対に起こって欲しくなかった大規模災害で、しかしそんなときに活躍するのは自衛隊で、結果として自衛隊は世間から好意的に見られる組織になりました。

―「自衛隊は税金のムダ遣い」と揶揄されるのは、日本が平和な証拠

というのは、もうずいぶん昔から言われてることですが、とても悲しいことに自衛隊が感謝されるような事態が起こってしまいました。
でも、それは「災害が起きたから」というだけでもなく、「これまで自衛隊が培ってきたいろんな力が目に見える形で発揮されたから」こその評価だと思うんです。
ほんとは、なにも起きなくても、評価されると……「モテる」と嬉しいんですが。
まあ、なかなか、ね。

そこで「空飛ぶ広報室」。
原作だけでなく、こうやって「ドラマ」として世に広まることで、「モテる」自衛隊ができあがってきてる感じがしてとても嬉しいです。


プロフィール

okadamari

Author:okadamari

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岡田真理・著
(文藝春秋社)


よくわかる自衛隊 (楽しい調べ学習シリーズ)



志方俊之・監修
岡田真理・文
(PHP研究所)



―岡田真理―
フリーライター。昭和52年生まれ、福岡県香春町出身。同志社大学工学部中退。平成17年、陸上自衛隊予備自衛官補(一般)に志願。50日間の教育訓練を経て、平成19年、予備自衛官に任官。現在も任用継続中。全国の陸海空自衛隊各部隊を取材し、「女子高生にも分かる国防」をモットーに執筆活動を行う。

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