■【質問】 女性自衛官の前線配置をどう思いますか?

■【質問】 女性自衛官の前線配置をどう思いますか?

【質問】
女性自衛官:前線に検討…政府、配置制限見直し
http://mainichi.jp/select/news/20130301k0000m010150000c.html
というニュースがありましたが、女性予備自衛官の岡田さんとして、このニュースはどう思われますか?
最近の女性は強くて逞しいでしょうから、特に自衛隊の女性はすごいんだと思います。
私としては女性レンジャー誕生!なんて期待しています。


【回答】
女性自衛官のみなさん、本当に強いです。凄いです。まぶしいです。
もちろん、男女関係なく能力はひとそれぞれですが、「スゲー!!!!」しか言葉が出てこないような、本当に体力も能力も優秀すぎる女性自衛官さん、たくさんいます。

でも、レンジャーは……女性にはやはり無理かなぁ……と個人的には思います。
「いやでもあの人だったらやれる……のかも……」と思ってしまう女性自衛官さんは2人頭に浮かびますが。
このお二人、ほんとすごい方で。
こんな徽章付けてて、こんなことやってて、走るタイムはこんなんで……と詳しく書くと分かる人には分かっちゃいますから書けないのが残念ですが。
(女性自衛官、数が少ないのでちょっとの情報ですぐ分かっちゃいますんで)

でもやはり、「女性の体」である以上、このお二人でもレンジャーは無理……なんでしょうね。
レンジャー、ほんと過酷ですから。
男性でもやれる人が限られるあの訓練、男性の中でも「スゲー!!!」な人しかなれないレンジャー、どうしても基礎体力や体の作りが違う「女性」には……やっぱり無理なんじゃないでしょうか。
ひょっとしたら、ひょっとしたら、私の知らないところにレンジャーやっちゃえる女性がいらっしゃるのかもしれませんが。

でも、取材なんかを通じて、「男女の性差に関係なく、優秀な人材を適切な部署に」というのは、自衛隊は強く推し進めているな~と感じます。
どの企業もそうなんでしょうけど、より自衛隊は、男女共同参画方針だのなんだの言うまでもなく、「優秀かどうか」「この部署に適切な能力があるかどうか」と、「性別ではなく個人」を重視していると思います。
実際、高い能力で男性と同じように(ときには男性よりも!)お仕事パキパキやってらっしゃる女性自衛官さんもたくさんいますし。

ただ、やはりネックなのは「体力」と「生活空間」。
どんだけ努力してもがんばっても、「体力面でより優秀な人材を」となると女性の入りこめるものではない部分が多いでしょうし、任務上限られた生活空間を共有しなければならない以上、男性と女性ごっちゃ混ぜにできるものでもないでしょうし。
トイレは結構山ん中でもどこでも済ませられますけどね(私も)。
でもやっぱり着替える場所や寝る部屋は分けなきゃいけないんでしょうし、いくら時間や空間が限られてても、同じ時間に同じお風呂に入るワケにもいかないんでしょうし。
女性の側が「え、私別にいいっすよ」っつってもね。
やっぱりそうはいかないんでしょうし。
「産む性」である以上、「私、一生妊娠しない覚悟です! だからどこでも行きます!なんでもやります!」っつっても、やはり母性保護というものを考えればそうはいかないんでしょうし。

でも、このニュースには私は大賛成です。
「前線」での活動内容や装備が以前とは大きく変わって、「前線」そのものが大きく変わっている現状を考えると、「女性」である人でも、以前よりやれることはたくさんあるんじゃないかと思います。
もちろん、能力があって初めて……の話ですが。
私のような人間には、男だろうが女だろうが無理な話です。

私は、体力や体の作りの違い、そして生活空間など、性差からくる限界もすべて含めて、「個人の能力」だと考えています。
そして、自衛隊はほんとに、性別関係なく「個人の能力」で考えている組織だと思います。
自衛隊、ほんといい職場ですよ。
「職場」という言葉で片付けちゃいけない部分ももちろんあるんですが。

男性女性に関わらず、能力がある人、能力を活かしたい人、能力を高めたい人、自衛隊は大歓迎です!
自分の将来に「自衛官」という生き方……ぜひ考えてみてください!

……なんでこの話題でシメがリクルーティングになっちゃったんだろう。
まあいいや。
優秀な人材確保ということで。


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プロフィール

okadamari

Author:okadamari

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岡田真理・著
(文藝春秋社)


よくわかる自衛隊 (楽しい調べ学習シリーズ)



志方俊之・監修
岡田真理・文
(PHP研究所)



―岡田真理―
フリーライター。昭和52年生まれ、福岡県香春町出身。同志社大学工学部中退。平成17年、陸上自衛隊予備自衛官補(一般)に志願。50日間の教育訓練を経て、平成19年、予備自衛官に任官。現在も任用継続中。全国の陸海空自衛隊各部隊を取材し、「女子高生にも分かる国防」をモットーに執筆活動を行う。

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